ベルギーでテロ計画 大量の武器押収

1月16日 22時12分

ベルギーで発覚した大規模なテロ計画について検察は１６日、計画に関わったとみられる１５人を逮捕するとともに、捜索先から大量の武器を押収したことを明らかにしました。

ベルギーの治安当局は１５日、首都ブリュッセルなど合わせて１２か所で、大規模なテロを計画していた疑いのあるグループの関係先を一斉に捜索し、このうち東部の町ベルビエでグループのメンバーと銃撃戦の末、２人を殺害しました。
検察は日本時間の１６日午後７時から記者会見し、グループのメンバー合わせて１５人を逮捕したほか、ベルビエやブリュッセル郊外の捜索先で大量の武器を押収したことを明らかにしました。
この中には自動小銃のカラシニコフ４丁や拳銃、弾薬、それに爆弾の材料などが含まれていたほか、警察官の制服も見つかったということです。
検察は犯行グループについて「通りや警察署で警察官を殺害する計画を実行に移す直前だった」と述べ、一部のメンバーはシリアで戦闘に加わっていたとしたうえで、詳しい身元などについては明らかにしませんでした。
治安当局はグループの活動実態や武器の入手方法について捜査を続けることにしています。