岐阜県と富山県の県境に位置する…。
1年の4分の13か月以上雪に覆われる昔から熊の肉は体を温めるといわれ寒い冬を乗り切るには欠かせない料理。
ネギなどの薬味を加えた自家製のみそを朴葉にのせ牛肉や野菜を焼けばほっこり温まる事間違いなし。
寒いからこそそこには…。
あっこれ大きいな。
これいいやつですね。
さらにプロも感激の食材で農家の皆さんをおもてなし。
豪雪地帯で発見。
はいという事でねやっぱり寒い時期にあったかいもの食べたくなりますし…。
食べたくなりますね。
ねえ。
白川郷って映像で見るとやっぱりいいですね。
そうですね。
もう残そうって世界的に…。
寒いですね。
かなり寒いですね。
かなり寒いです。
(笠原)そうですねこれはちょっともう…。
でもやっぱりこういう…。
当然そうですよね。
なるほど。
悪く言えば…。
やってきたのは世界遺産白川郷のお隣…。
標高1000メートルのこの地に暮らすのはおよそ200人。
昔ながらの生活様式が残るこの村はまさに日本の原風景。
朝日新聞と森林文化協会が選ぶにほんの里100選にも選ばれる農村なんです。
これなんだかわかりますか?
(笠原)おかきみたいです。
(木本)ちょっとお菓子のようなものなんですが…。
この茶色いしわしわの物体一体なんだと思いますか?なんか干したやつか?しいたけじゃないよねあの色。
あっなんだ?カリッっていわないんですよ。
違う。
(木本)わかりました?なんですか?甘い。
なんと…。
平成19年農林水産大臣賞を受賞した寒干し大根。
大根を干したものなんですがその作り方に…。
(木本)清水さんはいらっしゃいますか?ああ私です。
(木本)清水さん。
(木本)おはようございます。
どうも。
そうかね?こちらが山之村で40年大根を作り続けています。
いい大根ですよね。
(清水さん)ああまあね。
(木本)日本一の大根。
ちなみに…。
一番冷え込んだ時で…。
マイナス21度?どんなんですか?21度で外に出ると…。
外へ出ると…。
ピッとなっちゃう…ぐらいのもんではないでしょ。
もっとすごいでしょ。
凍ってしまう。
鼻毛も凍る寒さがおいしい大根を育てます。
山之村の青首大根は寒さが厳しい環境で育つため甘みが増し寒干し大根に最適の大根になるそうです。
どうやら男手が足りないようなので…。
抜く時スポーンって抜けるんですけど1本およそ2キロ。
ずっしりくる手応えの大根を手作業で抜いていきます。
こうとっててね…。
そやな…まあ…。
3000本以上ですか。
(清水さん)はい。
これ笠原さん大変ですね。
(木本)楽しんでもらってます?僕ですか?はい。
(清水さん)ありがとうございます。
大丈夫ですか?極寒の中まだまだ作業は続きます。
3000本の大根を…厚さ2センチほどに切ってゆで心棒を通して干します。
そしてこの地方独特の天候がおいしい寒干し大根を生みます。
完全に降ってきましたね。
(清水さん)寒干し用の雪ですね。
逆にいいんですよね。
だからねこう雪降ってるほうがね。
(木本)ぬくとい。
はい。
(木本)ぬくといって言うんですか。
はい。
ああかわいいなんか。
それは暑い…。
あっそうなんだ。
そこは暑い。
はい暑い。
夜に凍った大根は昼間日光を浴びてとけます。
凍ってはとけ凍ってはとけを繰り返すうちに甘みとうまみが凝縮され極上の寒干し大根が出来上がるのです。
寒さの中での厳しい作業が実を結ぶのは来年の春。
もう今日でやめよう!って思った事あります?
(木本)思うんですね。
もうええって思うんですね。
なんで?って思うんやけど…。
やっぱり…。
その事を思うと…。
村をあげて守ってきた寒干し大根。
しかしこの伝統の食材作りは一度廃れてしまったんです。
高度成長期の昭和30年代。
食生活が豊かになり昔から食べてきた保存食文化が必要とされなくなってしまいました。
しかし…。
その思いから清水さんと村の仲間が立ち上がり伝統食材の復活に全力を捧げる事に。
全国各地を手売りで飛び回るなど様々な努力をし続ける事30年。
ついにその苦労が実を結ぶ事に。
さらに…来年ミラノで開かれる食の万博「ミラノ国際博覧会」に…。
行くんです。
(木本)利子さん…。
うわあうれしいですね。
(木本)フランスは行った事ある…。
はいいらっしゃい。
やってきたのは村の子どもたち。
山之村には6歳以下の子供が10人しかいないんですが…。
寒空の中元気に手伝いに来てくれました。
大人になったら…。
(木本)する!してくれる?してくれる?うん。
そんな熱い思いが詰まった寒干し大根。
これです。
(木本)これは?
(木本)うわあ!いいね。
(笠原)いいですね。
水で戻せば使い方は大根と同じ。
ただし普通の大根とはひと味もふた味も違います。
これはうまいんだろうね。
冷えた体にうれしい山之村のあったかレシピです。
うわーっ!甘っ!
(木本)普通の大根に比べて単純に噛んだ時の甘みがうまみになって。
(清水さん)でしょうね。
(木本)全然違うんですよね。
ねええらいもんで…。
変わったところでは麻婆豆腐に入れて麻婆大根もおすすめ。
これはもう完全に。
こんなおいしいものごちそうになってどうしますか?予約の取れない人気和食店の笠原料理長が恩返しならぬ笠返し。
自慢の料理でおもてなし。
鶏ひき肉をみそ砂糖卵などで炒め寒干し大根にかける鶏みそダレ。
はい。
(笠原)話には聞いてる…。
(一同笑い)寒干し大根のおいしさを引き立てるみそダレ。
ご飯にかけても野菜スティックにつけてもいけます。
お母さんたちいかがですか?おいしいです。
ドキッとしました今。
(笠原)ぜひぜひ。
(木本)作ります?はい。
(木本)ぬくとなったですか?はい。
スタジオでも頂きまーす!ね?普通の豚汁よりやっぱ甘みが深いですね。
フニャフニャしてないし食感も。
違うね。
なので元の大根に戻ったような形になるだけじゃなくて…。
そっか。
もう極限状態を通り越してカラッカラだから水分がくるとまた豚汁全部のこの味が出るから…。
頭にパッて…。
食べた時に。
懐かしいですか?
(大木)おい!冬のあったかレシピを求めて次に向かったのは富山県南砺市。
白川郷とともに世界遺産に登録された五箇山合掌造り集落に程近い井波山野地区。
この時期全国から注文が殺到する野菜があるというのですが…。
(木本)こんにちは。
杉森さんですか?はい。
評判の野菜を作っているという杉森さんを伺うと…。
早速掘り出してくれました。
これなんだかわかります?これここに茎があってここにいっぱい…。
崩すとそうなんです。
全国で人気の野菜とは里芋。
山野の里芋と呼ばれやわらかさ滑らかな舌触りが格別なんです。
ここの芋がおいしいのはちょうどそこの向こう…山ありますねその山の向こうが岐阜県なんですけどその山の谷から庄川っていう川が流れてるんでその庄川が…。
岐阜から富山に流れる清流庄川。
ミネラルを含んだその川の恵みを受ける山野地区はところで里芋がこんなふうになっているのを知っていました?親芋から子芋が。
さらに子芋から孫芋が出来るんですが…。
食べるのは子芋と孫芋。
ナンっ?
(木本)「ナン」って言うんですか。
「じぇじぇ」みたいなもんで。
そうそうそう。
全部通じるんですか。
ナーンナンでいけるんですか。
全国から注文が殺到する山野の里芋。
続いてはそのあったかレシピをご紹介します。
(小泉)何人〜?
(一同)5人!5キューブ!どいてどいてどいて〜。
(一同)お〜!来た来た…。
ジャン!あたし1番!だってすごいお腹すいてるんだもん。
牡蠣〜!
(男性)牡蠣ね。
頑張んなさい!・「おいしさギュッと『鍋キューブ』」
(男性)いいねいいね〜。
たまらん。
キューブでうどんもグー!
(小栗)俺のみそ汁は豪快に炒めたキャベツと豚バラ。
あぁ甘いキャベツに汁がからんでごはんがとまらない!とまらないよ母さん!あぁ〜。
山盛りキャベツの絶品豚汁。
「ほんだし活用術」で。
(女性1)今年もやってきました。
(女性2)豚バラと白菜。
いい食べっぷり。
おっ脱いだ。
汗ばんできましたね。
また脱いだ。
温かそう…。
(小栗)見たらやらずにいられない。
「ほんだし活用術」きみはよく泣くきみでした。
・『組曲惑星より木星』きみはよく食べるきみでした。
負けて帰ってくると黙ったまま食べないこともあった。
もっともっと泣きなさい。
もっともっともっとおいしいものたくさん作るからね。
きょうのおいしいが、きみの明日になる。
EatWell,LiveWell.AJINOMOTO.世界遺産五箇山合掌造り集落にある里芋農家の杉森さんのお料理を囲炉裏を囲んで頂きます。
囲炉裏のこの感じといいこの雰囲気いいですね。
でこの目の前にドンと温かそうなものがあるんですけどもこれはなんですか?囲炉裏でグツグツ煮えていたのは…。
(木本)うわ〜!これはいいですね。
これ何が入ってるんですか?
(杉森さん)これね
(木本)小豆も入って。
野菜は全ていとこのようなもの。
…という事から名付けられたいとこ煮。
山野の里芋をはじめ季節の野菜を煮込んだ郷土料理です。
すごい…しみじみとこれは。
ねっとりとねえ…。
甘みがあってだから…。
やっぱり違います?お次は囲炉裏で焼いたそしてもう1つ。
これなんの田楽かわかりますか?答えは…。
(木本)豆腐!取り出した白いかたまり。
それは…。
江戸時代から作られてきた名物ただし普通の豆腐ではないんです。
(笠原)よく豆腐の角に頭ぶつけてなんて言うけどこれだったらぶつけたらケガしそうですね。
(木本)成り立たないですね。
冬の間の貴重なタンパク源として昔から受け継がれてきました。
山…峠…命がけじゃないと行けないんで。
下界なんて言わない…。
ゆずみそを塗った豆腐の田楽は冬の定番料理。
身がしっかりしてるから…。
なんか白身魚の…。
食べてる感じありますあります。
冬を乗り切るため保存がきくよう工夫を重ねた料理はまさに雪国の知恵の結晶。
ありがたい料理を頂いたお返しに…。
プロが作る里芋のあったかレシピとは?
(民族音楽の歌声)母たちは、うたとダンスで憶えてゆく。
栄養のこと、免疫力のこと、発育のこと、そして、おいしさのことを。
子どもたちの健康を願いうたい踊りながら憶えてゆく。
KOKO…。
それは発酵コーンで作るガーナ伝統の離乳食の呼び名。
味の素はそのKOKOを調理するときに赤ちゃんの成長に不可欠な栄養素をプラスできる食品を開発。
「KOKOPlus」それは、ガーナの母たちの願いを、プラスしたということ。
いのちが、食べている。
いのちが、笑っている。
EatWell,LiveWell.AJINOMOTO.
(菅野)よいしょ。
菅野美穂、気合い…入りました。
いきます!マヨマヨと…がぶっ!あつあつ…。
ジャガイモ。
はふっ。
ふふふ。
ん!これはもう幸せなのら〜!
とれて3日以内の新鮮たまごだけを使用
「ピュアセレクトマヨネーズ」
おかわりいきます。
こりゃたまらん!世界遺産合掌造りの古民家で…。
里芋を使ってさらに
(笠原)どうでしょうか?その仕上げに…。
(木本)仕上げがあるんですか?
(笠原)ちょっとこれでコク出しましょう。
(笠原)上に散らして…。
バターひとかけのせて混ぜるんだ。
絶対うまいよこれ。
(大木)うわっうまそうこれ。
これ絶対うまいね。
あっおこげも入ってる。
料理長の自信作里芋の炊き込みご飯。
皆さんいかがでしょう?う〜ん!な…なんですか?うまーい!ホントにポカポカと…。
(木本)汗出てきましたか?
(杉森さん)汗出てきました。
笠返し大成功ですね。
また考えられますんで。
(木本)それ…すんません。
世界遺産の村でも大好評!心も体もあったまるスタジオの皆さんもどうぞ!うん!ああうまい!あっうめえ!これうまいよ。
これはちょっとずるいパターンですね。
やっぱり確かに。
里芋でね炊き込みご飯を作れるっていうのも知らなかったし自分に当然そんな発想もないんでちょっと驚きですこれは。
バターの香りも…。
うまいっすねこれ。
バターもきいてる。
だから設楽さん…。
2014/12/27(土) 18:30〜18:56
ABCテレビ1
世界にひとつ ミラクルレシピ 〜世界遺産・白川郷&五箇山で発見!温かレシピ〜[字]
世界遺産で知られる白川郷・飛騨地方で冬のあったかレシピを取材。“寒干し大根 ”や地元のブランド里芋が登場。さらに笠原将弘シェフが農家の方々に絶品料理で恩返し!!
詳細情報
◇番組内容
世界遺産として知られる合掌造り集落のある五箇山(富山県南砺市)と、岐阜県飛騨市をTKO・木本武宏と人気和食料理人・笠原将弘が訪問。雪深いふるさとで見つけた日本が誇る食材&ミラクルレシピとは!?飛騨市では伝統保存食“寒干し大根 ”を発見。この干し大根、農林水産大臣賞を受賞し、さらに来年イタリア・ミラノで開かれる“食の万博”「ミラノ国際博覧会」に日本を代表する食材の1つとして紹介される逸品。
◇番組内容2
富山県南砺市では、全国から注文が殺到する超人気ブランド里芋“山野のさといも”を発見。さらに、古来から伝わる“五箇山豆腐”も取材。地元食材を使った、ご当地あったかメニューを紹介すると共に、生産にまつわる苦労話や秘話を聞いていく。さらに生産者への“恩返し”の思いをこめて、笠原シェフがそれらの食材を生かしたアイデア料理を披露!合掌造りや囲炉裏の食卓など、日本の“原風景”と共にお伝えしていく。
◇出演者
【MC】設楽統(バナナマン)
【進行】竹内由恵(テレビ朝日アナウンサー)
【ロケ出演】木本武宏(TKO)/笠原将弘(『賛否両論』オーナー兼料理人)
【試食ゲスト】ビビる大木/堀知佐子(『アンチエイジングレストラン・Rire』オーナー兼シェフ)
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/miracle-recipe/
ジャンル :
情報/ワイドショー – グルメ・料理
バラエティ – トークバラエティ
バラエティ – 料理バラエティ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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