朝日新聞:メール情報が流出 17台PCがウイルス感染
毎日新聞 2015年01月16日 19時30分
朝日新聞社は16日、少なくとも17台のパソコンがコンピューターウイルスに感染し、社員が社の内外とやり取りしたメールの一部が外部に流出したと発表した。メールには個人情報が含まれている恐れがあり、同社は不正アクセスの可能性があるとして同日、警視庁に相談した。
同社によると、今月9日、社内のパソコン1台がウイルスに感染し、社外のサーバーの指示で情報を流出させていたことをセキュリティー担当者が確認、調査したところ16台が同様に感染していた。情報流出は昨年11月下旬ごろ始まったとみている。特定のパソコンを標的にウイルスを仕込んだメールが送られ、社内ネットワークを通じて感染が広がった可能性があるという。
流出したメールには取材先や取引先の情報が含まれている可能性があるが、新聞やデジタルメディアの顧客情報などの流出は確認されておらず、インターネットサービスにも影響はないという。【関谷俊介】