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企業物価指数 消費増税除き2か月連続マイナス1月15日 11時06分
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企業の間で取り引きされるモノの価格の動きを示す先月の企業物価指数は、原油価格の下落が続いているため、消費税率引き上げの影響を除くと2か月連続で前の年の同じ時期と比べてマイナスになりました。
日銀の発表によりますと、先月の企業物価指数は平成22年の平均を100とした指数で104.8となり、前の年の同じ時期と比べ1.9%上昇しました。
一方、消費税率の影響を除くと上昇率はマイナス0.9%で、2か月連続のマイナスとなり、下落幅は拡大しています。
これは、原油価格の下落が続き、ガソリンや軽油などの石油製品の価格が値下がりしたことや、化学製品の価格が下落したためです。また、去年1年間の平均の企業物価指数も発表され、前の年と比べて3.1%上昇し、平成20年以来の高い水準となりましたが、消費税率引き上げの影響を除くと1%の上昇となりました。
日銀は「円安の影響などで原料の価格が上昇した分を価格に転嫁する動きは続いているが、原油価格の下落が企業物価を押し下げている」としています。