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生産性低すぎな日本のサラリーマンは、佐藤可士和が教える「打ち合わせ」の極意を学ぶべし

これいい本でした。職場のおっさんに読ませたい、という全国の若者の声が聞こえてきそうです。

「打ち合わせに」まつわる名言がたっぷり

佐藤可士和の打ち合わせ[Kindle版]
posted with ヨメレバ
佐藤 可士和
ダイヤモンド社
2014-11-25
打ち合わせを変えれば仕事は10倍うまくいく!ヒット連発のクリエイティブディレクターが明かす効率を高める仕事術。

打ち合わせって、ホント時間の無駄ですよね。サラリーマン時代、どれだけうんざりしたことやら…そういえばぼく、無駄な打ち合わせの最中はブログをシコシコ書いてました。

フリーランスになってからも、無駄な打ち合わせに同席してしまったこと数知れず。移住してからはだいぶスッキリしました。とにかく、「打ち合わせ」は無駄が多いです。そんな日本のサラリーマンたちも「佐藤可士和の打ち合わせ」を読めば、きっと無駄な打ち合わせからは卒業できるはず。名言をダイジェストでお楽しみください。

喋らないなら参加するな

いきなりぶった切ります。

厳しい言い方ですが、しゃべらないのであれば、打ち合わせに参加するべきではないとすら僕は思っています。発言しないなら、出てこないほうがいい。

というのも、黙っている人は、本人にその気がなかったとしても、打ち合わせの場に「負のオーラ」を漂わせてしまうのです。いわば「黙るというパワー」が出てしまっている。

その見えないパワーは、しゃべろうとする人の気持ちを削いでしまうのです。しゃべらないことによって、活性化しようとする空気を重くしてしまう。

目的を明確にせよ

定例化しているだけの無目的な打ち合わせってありますよねー。

「いい打ち合わせ」と「悪い打ち合わせ」は何が違うのか。

極めてシンプルに言ってしまうと、「打ち合わせの目的がはっきりしているかどうか」に尽きます。

目的がはっきりしている打ち合わせは、明らかにいい打ち合わせになる。決めることが明快だからです。一方、目的のない打ち合わせは、ゴールのないマラソンのようなもの。走り始めても、どこに行っていいかわかりません。

大切なのは計画です。ゴールをどこにするのか。どの道を通るのか。どの山を登るのか。それが最初に定まっていないといけないのです

その場で新しいことを考えろ

激しく共感。報告するだけの打ち合わせとか、メールでええやん、という感じですよね。

打ち合わせに出るときは、クリエイティブな仕事をするんだ、何かをみんなで一緒に作り上げるんだ、という意識を持って臨む必要があります。

何かを生み出すために発言をしないといけないし、ずっと考えていなければなりません。事前に考えてきたとしても、打ち合わせ中にどんどん話は展開していきますから、その場で新しいことを考えないといけない。

逆に、そのくらいの意識を持って、みんなが打ち合わせに臨めば、打ち合わせのクオリティは大きく変わるはずです。

仕切り役がいない打ち合わせは最悪

お互いが空気を読みあって、誰も仕切らない会議とかありますよねー。会社やめてよかった。

これはどんな打ち合わせでもそうですが、誰かその場を仕切る人がいなければ、絶対にうまくいきません。これこそが、ファシリテーターの存在意義です。仕切り役のいない打ち合わせは、まさに最悪の打ち合わせといえます。

誰も発言の口火を切ることができないし、上司に萎縮した若い人の発言も引き出せない。意見を出し合うような雰囲気も出てこないし、何も前に進んでいかない。そんなことが起こりうるのです。

そして打ち合わせは、ファシリテーターの腕でその質が決まります。打ち合わせにおいて仕切り役は、極めて重要な役割を持っているということです

イケダハヤトの打ち合わせ論

ここからはぼくの経験談ですが、打ち合わせのなかでも、最悪なのは「顔合わせ」とかいうやつです。勘弁してください。交通費出されても行かないですよ…。ぼくと「顔合わせ」なぞするくらいなら、その人件費を世の中のために使ってください。

情報共有系の打ち合わせも、時間の無駄感が半端なくて嫌ですね。その逆で、「ブレストしましょう」とかも無駄に終わることがあったりもします。

自分がその打ち合わせに参加すべきかを判断する簡単なコツは、「ワクワクするかどうか」だと思っています。万事、ワクワクが大切です。全然ワクワクしないのなら、参加すべきではありません。魂が削られていきます。

たしか本の中でも書かれていますが、打ち合わせは本質的に、時間の無駄になるリスクを孕んでいるわけですから、極力最小限にすべきです。ぼくが編集長をしているビッグイシュー・オンラインも、打ち合わせは月に一度、遠隔で1時間行うのみです。あとは個別にSkypeをする、フェイスブックでメッセージをするといったやり方で回しています。一応定例の編集会議はありますが、「必要に応じて」打ち合わせをする、くらいで十分だと思っています。

とまぁ、語り出すと止まらない打ち合わせ論。本書を読んで、ぜひ自分なりの打ち合わせ論を語れるようになってください。ビジネスパーソンに幅広くおすすめできる良著です。

佐藤可士和の打ち合わせ[Kindle版]
posted with ヨメレバ
佐藤 可士和
ダイヤモンド社
2014-11-25

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