トップページスポーツニュース一覧アギーレ監督の告発状 受理と報道
ニュース詳細

アギーレ監督の告発状 受理と報道
1月14日 22時02分

アギーレ監督の告発状 受理と報道
K10046841511_1501142218_1501142222.mp4

サッカー日本代表のアギーレ監督がスペインで監督をしていた4年前、八百長に関わった疑いについて、スペインの地元メディアは、スペインの裁判所が検察当局からの告発状を受理したと伝え、日本サッカー協会が確認を急いでいます。

アギーレ監督は2011年5月、当時監督を務めていたスペイン1部リーグのチームが勝って1部残留を決めた試合の前にチームの会長から金を受け取り、相手側に渡した八百長の疑いが持たれていて、先月、スペインの検察当局から告発されていました。
これについてスペイン国内で、スポーツ専門紙のマルカ紙など複数の地元メディアは14日、スペインの裁判所が検察当局からの告発状を受理したと伝えました。
スペインの裁判所はNHKの取材に対し、告発状を受理したかどうかは明らかにできないとしています。
現在、アギーレ監督はアジアカップのためオーストラリアに滞在し、連覇を目指す日本代表の指揮を執っています。
告発状が受理されていれば、アギーレ監督が関わったとされる八百長の疑惑について本格的な捜査が始まることになり、日本代表の指揮に影響が出るおそれもあります。
日本サッカー協会が、現地メディアの報道について確認を急いでいます。
アギーレ監督は、これまで記者会見などで一貫して「一切関わっていない」と疑惑を否定してきました。

八百長疑惑の試合とは

八百長の疑いが持たれているのは、2011年5月、アギーレ監督がスペイン1部リーグで指揮を執っていたサラゴサが、レバンテと対戦したリーグ最終戦です。
この試合は、2部リーグに降格するおそれがあったサラゴサが、レバンテに2対1で勝って1部残留を決めました。
スペインの検察当局の調べによりますと、この試合を前に、当時のサラゴサの会長がアギーレ監督や選手たちと合意のうえで、勝つために相手側に金を渡した八百長の疑いが持たれています。
そして、この過程では八百長の賄賂と分かりにくくするために、当時の会長がアギーレ監督や選手などにいったん入金したあと、直後に引き出させて、96万5000ユーロ(日本円にしておよそ1億4000万円)を渡したとされています。
このうち、アギーレ監督には、2回に分けて合わせて8万5000ユーロ(およそ1200万円)の入金があったとされています。
スペインの検察当局は先月15日、アギーレ監督を含めた選手など41人を裁判所に告発していました。

関連ニュース

k10014684151000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ