過去の放送内容
新企画!日本全国 儲かるNo.1のっぽ建物
滋賀県で1番のっぽな建物は 一般人は入れない謎の塔?!
■奈良県の儲かるのっぽ建物「ホテル日航奈良」
日本全国!儲かる、ナンバーワンのっぽ建物!
続いては、奈良県。果たして、奈良県で一番高い建物は何なのか。奈良県民のみなさん、わかります?
街の人々:なんやろなあ…。
街の人々:奈良で高い物って見たことないですね。
街の人々:大仏さんですか?
なんと、「わからない」という答えがやたら多い奈良県民のみなさん。そして、一定数の「大仏」派まで!さて、調査の結果、奈良県一高いのは、奈良市の中心部にある、こちらの建物!「ホテル日航奈良」。あんまり高くないような…。
その高さは、46m。これが奈良県ナンバーワン!?総支配人の津秦さん、失礼ですが、そんなに高くないですよね?
津秦さん:奈良県では、景観を維持するために、あまり高い建物は建てられない条例になっておりますので、それで私どもの建物、46mが一番高い建物になっております。
そう、奈良県は、歴史的建造物が多く、その景観を壊さないよう、高層ビルを建ててはいけないという条例があるのです。なので、その条例ぎりぎり、高さ46m、10階建ての「ホテル日航奈良」が、県内一のっぽ建物の栄冠に輝きました。ところで儲かっていますか?
津秦さん:建物の高さで、なんとか儲かっています。年間で16万人のお客様がご利用頂いております。
不敵な笑みを浮かべる総支配人。その秘密は何か、まず、最初に見せて頂いたのは、ホテルの一番上、10階にあるスイートルーム。中に入ると、落ち着いた雰囲気のリビングルーム。そして、隣にはベッドルームが!高さ46mのわりには、なかなかの見晴らし!さすがは奈良県一の、のっぽ建物だ。
でも、ホントの儲かりの秘密は別のところに!実は、もともとホテル日航奈良にはある問題が。
津秦さん:奈良の場合は春と秋が観光シーズンで、お客さんが多い。夏と冬は閑散時期なんです。
そう、奈良に来る観光客は、修学旅行生とお年寄りがメイン。どちらのお客も春か秋に集中して、暑い夏と寒い冬はお客が激減しちゃっていたのです。そこでホテル日航奈良は考えた。
津秦さん:解決法はですね、10階の上の屋上にヒミツがあります。
なにはともあれ、行ってみることに。すると、そこにはすごい人が!屋上には、お客さんがいっぱい!
お客さん:乾杯!
そう、こちらのホテル、夏の間だけ、屋上をビアガーデンに!他に高い建物がないから、奈良の建物を眼下におさめながら、ビールを飲めるということで、仕事終わりのサラリーマンから家族連れまで大人気!
さらに奈良県ならではの景色が楽しめるのは冬!元日には、屋上を、初日の出を見る宿泊客に解放。そして、1月末には、奈良県の風物詩、春日山での山焼きが、どこよりもベストポジションで見物できる場所として、屋上を公開、お客さんが集まるようになっているのです。いやあそれにしても、なかなかの景色ですねえ。
津秦さん:世界遺産も一望できます。ちょうど正面に興福寺の五重塔があります。
そう、屋上からは、あの有名な五重塔が…って、あれ?、正面の五重塔、こちらよりも高くないですか?
津秦さん:実は、奈良県で一番高いのは五重塔なんです。五重塔に次いで2番目になります。
なんと、興福寺の五重塔の高さは50.1m。ホテル日航奈良の高さは46m。
4.1mだけ五重塔の方が高かった。というわけで、訂正。ホテル日航奈良は、近代建築のなかではナンバーワン!奈良時代までさかのぼると、トップは、興福寺五重塔でした。実はそもそも、奈良で高い建物が建てられない条例を作るときの基準になったのが、この五重塔の高さ。五重塔を見えなくする高さの建物はダメというのがルールだったのです。
ホテル日航奈良は、奈良県一、いや二番目の高さでがっちりです!
▼スタジオでお話を伺いました。
加藤:へえ、奈良県おもしろいね!
進藤:全国でも、一番低い、のっぽビルだそうです。
山里さん:あれだと、46メートルも高く見えますね。
加藤'でも、なんだろうな。なんとなく、46mの“くせに感”がすごいね(笑)
進藤:では森永さん、今後儲かりそうなのっぽな建物教えてください。
森永さん:札幌のテレビ塔です。
加藤:えっ、でもそれさっきもちらっと出てきましたけど。
森永さん:今、新しいキャラクターで、テレビ父さんというのが人気になっているんですよ。