14日午前8時30分ごろ、東京都板橋区双葉町のセガサミーホールディングス会長兼社長、里見治さん(72)の自宅の警備員から「銃弾のようなものが落ちている」と警視庁板橋署に通報があった。けが人はなかった。里見会長方の敷地内で銃弾などが見つかり、同庁は発砲事件として捜査を始めた。セガサミーは大手パチスロ機器メーカー。
板橋署によると、警備員が同日午前3時半ごろ、「ドン」という音を聞いた。当時、会長と妻が自宅にいた。朝になって警備員が確認したところ、北側の門に設置している照明が割れていた。車庫の前には空薬きょう1個と未使用とみられる銃弾3発が落ちていた。
8日に男性の声で「里見会長方の近くで発砲音があった」と110番があったが、薬きょうなどが見つからず、同署はいたずらと判断していた。今後、今回の発砲との関連を調べる。
セガサミーホールディングス広報部は「事実関係を確認中で、捜査には全面協力したい」と話している。
セガサミーホールディングス、里見治