パクツイ通報支援ツール パクツイスレイヤー
「パクツイスレイヤー」は画像パクツイの削除依頼を支援し、あまねくパクツイ常習犯を消滅させるべく生み出された論理機械です。著作権者の方、またはその正式な代理人のみがご利用いただけます。
具体的にはJavascriptと、PC用ブラウザ・Firefox上でのみ動作する自動入力アドオンを利用して、Twitter公式の著作権侵害報告フォームの記入を補助します。手入力だと1件あたり数分はかかるところを、5分で50件程度までスピードアップできます。
- ツイートのURL以外は報告対象にしない機能
- 後の法的措置のため、ローカルに侵害ツイートの内容を保存する機能
- 過去に報告したURLと照合して、重複通報を防ぐ機能
を備えており、手入力と比べると迅速かつ安全確実です。送信ボタンを押さない限り、まちがった報告内容が送信されてしまうことはありません。
ただし、どのツイートを削除対象とするかについてはスレイヤーを使役する方がそれぞれ判断していただく必要があります。スレイヤー製作者は、誤通報・誤送信について一切責任を負いませんのでご了承ください。
1.導入方法
PC用ブラウザ「Firefox」最新版と、Firefox用アドオン「iMacros」をインストールします。
https://www.mozilla.org/ja/firefox/new/
https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/imacros-for-firefox/
iMacrosは、あらかじめ書き込まれた指示(マクロファイル)にしたがってブラウザを自動で動作させるためのアドオンです。
※(Chrome版・IE版もありますが、そちらではパクツイスレイヤーは走りませんのでご注意ください。)
そしてこちらがパクツイスレイヤーの本体です。iMacros用のマクロファイルと、それらを統合するJavascriptで構成されています。
パクツイスレイヤー.zipをダウンロード(19KB)
ダウンロードしたら、iMacrosフォルダの「Macros」フォルダ内に解凍してください。
(※Windowsの場合、iMacrosのフォルダは通常「ドキュメント」フォルダの直下にあります。)
解凍後、Firefoxを起動すると、アドレスバーの横にiMacrosのアイコンが出現します。
クリックで開くと、このように3体のスレイヤーが配備されています。
2.使用前に削除依頼の内容を記入しておく
スレイヤーの格納フォルダを開いて中のjsファイルを右クリックし、「Edit Macro(マクロを編集する)」を選びます。
ファイル内の指示にしたがって、住所氏名・侵害の内容などを記入してください。
ここで記入した内容が、実際に報告フォームに記入されることになります。間違いがないよう、くれぐれもよくご確認ください。
削除依頼できる画像の種類は、スレイヤー1体につき1種類までです。同じ作者からの無断転載でも、元になった作品が異なる場合、ひとまとめに報告することはできません。
記入が終わったらスレイヤー本体と、格納フォルダにもわかりやすい名前をつけてあげましょう。まちがった内容で報告するのを防ぐことができます。
3体(3種類の報告内容)で足りない場合はスレイヤーを複製して、同様に「オリジナル作品の詳細」と「URL」の部分を書き換えてください。
3.パクツイを検索して、新しいタブで開く
パクツイスレイヤーが報告対象にするのは「現在開いているタブより右側のタブで開かれている、特定のツイートのURL」です。したがって、スレイヤー起動前にこのようにタブを整理しておく必要があります。
今あるパクツイをすべて効率よく削除するには、PC用Web版Twitterの検索画面を新しいウィンドウで開いて検索するといいでしょう。
このとき、パクツイだけを抽出できる検索ワードを設定するのが結構めんどくさいです。補助ツールとして、適切な検索ワードを出力できる「画像パクツイサーチライト」を設置しましたのでご利用ください。(iMacros上からでもアクセスできます)
検索語を入力して「照射!」ボタンを押すと、検索語が下のフォームに出力されます。
出力した検索語は、コピーしてTwitter公式の検索フォームに貼り付けて使えます。
(Shiftを押しながらリンクをクリックすると、新しいウィンドウで開きます。)
削除対象にするツイートを新しいタブで開くには、「Ctrl」キーを押しながらツイートの日付部分をクリックしていくとスムーズです。
仕様上は1度に50個まで報告できますが、それだけの数のタブを開くとブラウザが固まる危険が高くなるかと思いますので、1回の報告で10個前後にとどめるのが無難です。
4.スレイヤーを起動する
スレイヤーの本体を選択して「Play(起動)」をクリックします。
※すべてのタブの読み込みが完了されている状態で起動してください。読み込み中のタブは吸収できず、スレイヤーが途中で止まってしまいます。
※繰り返しになりますが、スレイヤーが報告対象にするのは「現在開いているタブよりも右側のタブ」です。起動する際は必ず「一番左側のタブ」にしてください。また誤って削除対象ではないツイートが開かれていないか、よくご確認ください。
起動するとブラウザが自動で操作され、タブの吸収とフォームへの自動入力が始まります。ちょっとビビるぐらいすごい勢いでタブが閉じたり開いたりしますが大丈夫です。ただ処理中にキーボード操作をしたり、マウスを動かしたりすると誤動作の原因になりますのでお控えください。
入力が完了すると、以下ような表示が現れます。
1度の報告で送信できる件数は10件までです。5件報告した場合は1枚、15件報告した場合は2枚、25件報告した場合は3枚のタブが開いた状態で入力が完了します。
このフォームを初めて利用する場合、メールアドレスと宣誓欄・署名欄については手動で入力する必要があります。
2回目以降の通報で、署名機能をONにしている場合は送信ボタンを押すだけで報告が完了します。
万一、入力後に報告対象にするべきでないツイートがあることに気付いた場合は、「報告からこの項目を削除する」をクリックすれば各ツイートを報告対象から外すことができます。
重複チェック機能・魚拓機能を使用される方は「オプション」のページをご参照ください。
まとめ
一度設定が完了すれば、次の3ステップでいつでも削除依頼ができます。
- 左から2番目より右側のタブに、削除対象のツイートをだけを並べておく。
- いちばん左側のタブで、パクツイスレイヤーを起動する。
- 送信ボタンを押す。
1日に送信できる報告は50回までなので、理論上は1日に500件まで報告できます。(実際はぴったり10の倍数件で報告するとは限らないので、適当にやってれば200件ぐらいが限界です)
パクツイスレイヤーを紹介する
当プログラムの紹介を目的とし、作者サイトへのリンクが明記されている形であれば、以下の画像や、漫画「パクツイBOTスレイヤー」本編の画像はご自由にお使いいただけます。
ただすごくフォロワーが多い方に対して、何度も同じようなリプライが飛んでくる可能性がありますし、このプログラムによって「無断転載アカウント運営者に自分の個人情報ダダ漏れ問題」が解決するわけではありませんので、相互フォロー状態でない方に対して「パクツイスレイヤー」を紹介するリプライを直で飛ばすのは禁止とさせていただきます。
参照:パクツイBOTスレイヤー第三章「やってみよう!Twitterに削除申請」
不具合・お気づきの点などありましたら、製作者までご連絡ください。
製作:ナカシマ723(Twitter)