男の魂に火をつけろ! このページをアンテナに追加


  
 

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2015-01-13 もし淀川長治が桃太郎を解説したら このエントリーを含むブックマーク

おとといのネタが予想以上にウケたので、伊藤政則さん本人にバレたらどうしようとビクビクしております


はいえ、生来のお調子者につき、懲りずにまた思いついたネタを投下せずにはいられねえんです!


シリーズ一覧。


もし大藪春彦が桃太郎を書いたら - 男の魂に火をつけろ! もし大藪春彦が桃太郎を書いたら - 男の魂に火をつけろ!

もし平山夢明が桃太郎を書いたら - 男の魂に火をつけろ! もし平山夢明が桃太郎を書いたら - 男の魂に火をつけろ!

もし夢野久作が桃太郎を書いたら - 男の魂に火をつけろ! もし夢野久作が桃太郎を書いたら - 男の魂に火をつけろ!

もし横溝正史が桃太郎を書いたら - 男の魂に火をつけろ! もし横溝正史が桃太郎を書いたら - 男の魂に火をつけろ!

もし小池一夫が桃太郎を書いたら - 男の魂に火をつけろ! もし小池一夫が桃太郎を書いたら - 男の魂に火をつけろ!

もし桃太郎が水曜どうでしょうだったら - 男の魂に火をつけろ! もし桃太郎が水曜どうでしょうだったら - 男の魂に火をつけろ!

もし桃太郎がなんJ民だらけだったら - 男の魂に火をつけろ! もし桃太郎がなんJ民だらけだったら - 男の魂に火をつけろ!

もし梶原一騎が桃太郎を書いたら - 男の魂に火をつけろ! もし梶原一騎が桃太郎を書いたら - 男の魂に火をつけろ!

もし伊藤政則が桃太郎を書いたら - 男の魂に火をつけろ! もし伊藤政則が桃太郎を書いたら - 男の魂に火をつけろ!


もし淀川長治桃太郎を解説したら

また、お会いしましたね。


今夜は『桃太郎』。これは1975年(いっせんきゅうひゃくななじゅうごねん)のアメリカ映画です。

桃太郎いうたら、あのおなじみ、桃から生まれた少年が主役ですね。またいつもとおんなじような……と思う方もいるかもしれません。

でも、今夜の桃太郎ちょっと違いますよ。


あなた旦那さんですか、奥さんですか、お嬢ちゃんですかお坊ちゃんですか。この話を聞いたら、旦那さんは今夜眠れないかもしれませんよ。

といいますのはこの桃太郎、妙な妙な桃太郎でして、桃から生まれるんじゃないんです。

じゃあどこから生まれるのかというと、桃を食べたおばあさんから生まれたんですね。


昔々、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいたんですが、あるところってどこなんでしょうね。昔々いうのも、いつのことなのかようわかりませんね。何とも知れん、怖い怖い話ですね。


おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行ったんですね。柴刈りいうたら焚き木を取りにいくことですから、これはアーノルド・シュワルツェネッガーが『コマンドー』でやってたのと同じですね。こんど一緒におフロ入りましょうね。


おばあさんが川で洗濯をしておりましたら、川上からドンブラコ、ドンブラコと桃が流れてきたんですね。ドンブラコって何でしょうね。何とも知れん、怖い怖い言葉ですね。


おばあさんは、大きな桃を拾うと、家に持って帰るんですね。昔の人は食べ物をだいじにしましたから、川で拾った桃でもちゃんと食べるんですね。


おじいさんとおばあさんは、桃を食べてまあおいしい、おいしい、と喜び合うんですね。仲のいい夫婦ですね。そういえばアーノルド・シュワルツェネッガーも、『トゥルーライズ』で、奥さん役のジェイミー・リー・カーティスと、仲のいい夫婦を演じてましたね。こんど一緒におフロ入りましょうね。


そして、おいしい、おいしいと桃を食べていたおじいさんとおばあさんですが、なんと、桃の効果で若返るんですね。ロバート・ゼメキス監督の『永遠に美しく……』いう怖い怖い映画がありましたが、あれでメリル・ストリープゴールディ・ホーンが飲んだ薬と似たようなものなんでしょうかね。


若返ったおばあさんは、着物を脱いで真っ裸になって、まあ恥ずかしい、おっぱい丸出しでおじいさんに迫るんですね。そんなおっぱい丸出しの若い美女に迫られたら、男いうのは何とも知れんしょーがないもんですね。思わず抱きついたが最後、えらいことになってくるんですね。ちなみにおじいさんも若返って、シュワルツェネッガーそっくりの、筋肉モリモリのイイ男になってるんですね。こんど一緒におフロ入りましょうね。


こうして、若返ったふたりの間に生まれたのが、桃太郎なんですね。その桃太郎が、大きくなって冒険の旅に出るんです。頼りになる仲間たちといっしょに、怖い怖い鬼と戦うんですね。


この映画を観ておりますと、1917年(いっせんきゅうひゃくじゅうしちねん)に『人間タンク』いう、怖い怖い連続活劇映画ありましたね、それ思い出しますね。


では、またお会いしましょうね。

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