ヤギ窃盗:ベトナム国籍の2人、起訴内容認める 岐阜地裁

毎日新聞 2015年01月13日 11時43分(最終更新 01月13日 12時49分)

 岐阜県美濃加茂市の里山で飼育されていたヤギを食べるために盗んだとして、窃盗罪に問われたベトナム国籍の愛知県春日井市牛山町、無職、ブイ・ヴァン・ヴィ被告(22)と同所、同、レ・テ・ロック被告(30)=いずれも別の窃盗罪などで公判中=の追起訴審理が13日、岐阜地裁(四宮知彦裁判官)で始まった。両被告はともに「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 起訴状によると、両被告は共謀して昨年8月9日から10日にかけて、美濃加茂市山之上町の岐阜大研究用農場で飼育されていたヤギ2匹(計約7万円相当)を盗んだとされる。

 検察側の冒頭陳述によると、両被告は仲間の誕生日を祝うためにヤギを盗んだという。盗まれたのは、除草費用を削減するため、市が手がけている「ヤギの除草隊」約20匹のうちの2匹だった。

 岐阜県警によると、両被告は研修目的で来日。逮捕当時、「解体して食べた」などと供述していた。【梶原遊】

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