心身両面から医学と心理学の両面の視点に立ち支援します
中島 滋隆
ナカジマ シゲタカ
(
兵庫県 / 心理カウンセラー
)
ナカジマメンタルヘルス研究室 代表
※ご質問・相談はもちろん、見積もりや具体的な仕事依頼まで、お気軽にお問い合わせください。
絵で見て分かる生活習慣病⑤ 高インスリン血症から生活習慣病へ
-
2014-11-05 13:56
インスリン抵抗性は、様々な生活習慣病への第一歩。何が起きているのか、そのままだと何が起きるのか、見ておきましょう。
インスリン抵抗性があると、高血糖が続き、膵臓のβ細胞もインスリンを分泌し続けます。血中のインスリン濃度も高いままですし、働き続けるβ細胞がへたってしまうのも時間の問題です。
この血液中のインスリン濃度がなかなか下がらない状態を「高インスリン血症」と言います。
また、食後1時間以上も血糖値の下がらないのが「耐糖能異常」です。糖尿病に移行する可能性が大きい、いわゆる糖尿病予備群です。 いずれも、この段階から動脈硬化の始まることが分かっています。
高血圧や脂質異常症も
高インスリン血症あるいは耐糖能異常は、高血圧や脂質異常症、高尿酸血症を併発します。
高血圧や高濃度の尿酸、脂質異常症、LDLは、血管内皮細胞に負荷をかけて傷をつけ、そこに炎症をひき起こし、動脈硬化の原因となります。