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最終更新:2015年1月13日(火) 12時21分

米軍ツイッターをハッキング “テロ示唆”のメッセージ

 中東地域を担当するアメリカ中央軍のツイッターアカウントがイスラム過激派「イスラム国」の関係者を名乗る何者かにハッキングされ、アメリカ軍関係者へのテロ行為を示唆するメッセージが書き込まれました。

 「今言えるのは、我々が調査を始めていて事態を深刻に捉えているということです」(ホワイトハウス アーネスト報道官)

 日本時間13日未明、アメリカ中央軍のツイッターやユーチューブのアカウントがハッキングされました。ツイッターでは、中央軍のプロフィール写真がアラブ装束の男性に差し替えられ「アメリカ兵たちよ、覚悟しておけ。イスラム国」などとテロを予告するかのようなメッセージが、アメリカ軍関係者の氏名や連絡先などとともに掲載されました。画面にはこのサイバー攻撃について「サイバー・カリフ」を名乗る団体が、イスラム国の指導のもとに行ったと書き込まれていて、今後も攻撃すると宣言しています。ツイッターの乗っ取りは40分ほど続き、その後中央軍がアカウントを一時的に閉鎖しました。

 中央軍は、「軍のネットワークに問題はなく業務に支障は出ていない」としていますが、アメリカ軍関係者の個人を特定する情報や個人的な画像が公開された事について対応を検討しています。(13日10:36)

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