中島 滋隆
ナカジマ シゲタカコラム一覧
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食べすぎ なぜいけないのか。
「暴飲暴食が体によくない」とはよく言われること。必要な栄養素が不足しているならまだしも、摂りすぎはどうしていけないのでしょう。 今回は、誰しも可能性のある「食べすぎ」について考えたいと思います。 私たちの体は普段、飲んだり食べたりする一方、エネルギーを消費・放出したり排泄したりと、物質を絶えず体に出入りさせながら、ほぼ一定の状態を維持しています。これが健康な状態。ところが食べ物を過剰に摂取...(続きを読む)
不規則な生活 なぜ悪い
健康には、規則正しい生活が大切ということ、皆さんもよく耳にすると思います。 当たり前すぎることではありますが、その理由まで考えたことありますか? 寝不足を招く そもそも規則正しいとは、何がどういう状態になっていることでしょうか。こう書き起こしておいて何ですが、医学的に厳密な定義は、どうやらないようです。 一般に思い浮かべられるのは、日常の生活リズムが一定ということですよね。日常の中で区切り...(続きを読む)
運動不足 なぜ悪いのか。
再構築には刺激が必要 WHO(世界保健機関)によれば、世界の成人の6割以上が運動不足に分類されるそうです。先進国である我が国はもっと大変かもしれません。 適度な運動が病気の予防に役立ち、逆に運動不足だと病気を招くというのは、今や常識と言っても過言でないと思います。その効用をくだくだ説明せずとも、運動した時の爽快感や身の周りの元気な人の様子を思い出していただくだけで納得がいく所はあるでしょう。...(続きを読む)
ストレスなぜ悪いのか
現代の日本はストレス過多だと、よく言われます。ストレスって何でしょう。なぜ、どのように、悪いんでしょう。 生命の本質 私たちは、外から飲食物を取り込みながら、また逆に老廃物を排出しながら、体の組織の分解と再構築を繰り返して、体温や血圧、体液の浸透圧やpHなど、体内をほぼ一定の状態に維持しています。このように生命が、ゆれ動きながらほぼ一定の状態に保たれていることをホメオスタシス(生物の恒常性...(続きを読む)
統合失調症 患者も誤解も多いんです。
精神疾患を抱える人が増加している近年、傍目には気づきにくい「統合失調症」も、実はがんと同程度の患者さんがいるとも言われます。 初めて病名を聞く人にはどこの部分のどんな病気か見当もつかない「統合失調症」。とはいえ最近では、なかなかの知名度であるようです。ざっくり言えば、脳をはじめとする神経系の働きがうまくいかず、現実の正しい判断や感情のコントロール、正しい意思決定ができなくなったりする慢性疾患。...(続きを読む)
グルグル、フワフワ、クラっ めまい
突然、なんだかクラクラして立っていられない――「めまい」はそんな感覚の総称。実は、症状も原因もさまざまです。 めまいとは、実際には自分や周囲が動いていないにもかかわらず、動いているように感じてしまう現象。ひどいとバランスが悪く立っていることもできません。さまざまな病気の症状のひとつとして現れる一方、原因不明のまま長年にわたって繰り返されることも多いようです。めまいを引き起こす病気の中には、放置...(続きを読む)
心の病 がんばらないでください
ストレスの時代とも言われる今日、心の病に苦しむ人は増え続けています。誰にとっても他人事ではないのです。 現在、なんらかの神経疾患、いわゆる「心の病」で治療を受けている日本人は、実に300万人。しかもここ数年、10万人単位で増加を続けています。のみならず「成人の15~20%は、人生のいずれかの時点で何らかの精神疾患を経験する」とも言われており、実際には受診者の何倍もの人が、心の病を抱えながら生...(続きを読む)
原因不明 もしかしてホルモンの病気
患者数が増えているといわれるホルモンの病気。 しかし症状が分かりにくい、他の病気と誤診しやすい、などの理由もあり、気づかず放置していることが多いようです。 よく耳にするのに、実のところ「ホルモン」がいったい何者か、きちんと理解できていない人は意外と多いのではないでしょうか。ホルモンは、脳の視床下部や下垂体、首から肩のあたりにある甲状腺や副甲状腺、膵臓の膵島、腎臓の上にある副腎、男性では精巣、女...(続きを読む)
「わかっちゃいるけど、やめられない」? 依存症
何かをやめようやめよう、と思っても我慢できず、気づいたらそれなしでは生きられない状態になっていた。 そんな落とし穴は、案外、身近にあるかもしれません。 依存症というと、耳慣れているのはアルコールや薬物、ニコチン(タバコ)あたりでしょうか。とはいえ、「自分は無関係」という感覚が普通かもしれません。 しかし、依存症は難しいことに、本人が問題を自覚するのはたいてい病気が進行した後です。受診時には合...(続きを読む)
更年期障害 切り抜けよう。
他人から見ると深刻でないけれど、当人にとっては非常に深刻なことってありますよね。 今回採り上げる「更年期障害」は、まさにそんな疾病です。 『人間五十年、下天のうちをくらぶれば...』というのは、織田信長でお馴染み「敦盛」の一節ですが、いまや人生85年時代、老境に達してなお、何かに挑戦することは決して珍しくなくなりました。信長もビックリの時代です。 老年期をいきいきと過ごすためにも、壮年期から...(続きを読む)
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