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1バレル=30ドル台後半も、ゴールドマンが価格見通し引き下げ

2015年 01月 12日 23:09 JST
 
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[ロンドン 12日 ロイター] - 米ゴールドマン・サックスは12日、原油価格の見通しを引き下げた。生産が抑制され、世界的な供給過多が解消されるには、価格がかなりの長期間にわたり低水準にとどまる必要があるとの見方を示した。

ジェフリー・カリー氏率いるゴールドマンのアナリストらは、ここ半年の原油価格の急落によっていずれ市場は均衡化すると指摘。ただ、短期的にはさらに下落する可能性があり、1バレル=30ドル台の後半に突入するかもしれないとしている。

ゴールドマンは2015年の北海ブレント原油先物の予想を83.75ドルから50.40ドルに引き下げ、米国産標準油種(WTI)の予想は73.75ドルから47.15ドルに下方修正した。

2016年の見通しは北海ブレントが70ドルと、従来の90ドルを下回り、WTIが65ドルと、80ドルから引き下げた。

顧客へのリポートではまた、ゴールドマンは北海ブレントの向こう3カ月の見通しを42ドルと、80ドルから下方修正し、WTIの3カ月予想は41ドルと、70ドルから引き下げた。

リポートでは、過去の推移を基にすると供給が備蓄容量を超えた場合は、スポット価格が35ドルを下回ることになるが、そのような事態は回避される見通しのため、価格は40ドル近辺で推移する見通しで、時には30ドル台後半に突入する可能性もあるとの見解を示した。

 
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