中島 滋隆
ナカジマ シゲタカコラム一覧
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睡眠のリテラシー29
何らかの理由でよく眠れないまま出勤すると、大抵ろくなことはありません。自家用車で通勤していれば、事故を起こす可能性があります。電車で通勤していれば、そのような危険はありませんが、シートに座れたがために、うっかり寝過ごし遅刻となることもあります。 会社に無事に着いたら、仕事のスタートです。しかし、全力で仕事に打ち込みたいのに、集中力が続きません。つまらないミスを繰り返してしまいます。お昼を過ぎ...(続きを読む)
睡眠のリテラシー28
適度な運動は睡眠に良いと言われています。その通りですし、運動不足では太って、ロクなことはないので、この考えに反対する方はおられないでしょう。 では、もし仮に「喫煙は睡眠に良い」という研究成果が出されたとしたら、どのように捉えたらよいでしょう。 まず、誰がどのように研究したかが問題になります。信頼のあるデータをこれまでも出してきた研究者がしっかりした方法で見つけた成果であれば、それなりに確か...(続きを読む)
睡眠のリテラシー27
朝シャキッと目が覚め、昼はしっかり活動でき、夜はぐっすり眠れたら、どれほど幸せでしょう。このような素晴らしい生活を送るには、いくつかの条件があります。特に、私たちの体のリズムを調節している時計(体内時計)がきちんと動くことが大切です。 体内時計は、昼であれ夜であれ、それぞれの時間帯で最も良い状態になるよう、体の中を整えています。この時計の針が正しく回るには、適切なタイミングで(=朝から昼にか...(続きを読む)
睡眠のリテラシー26
すっきりと目覚めた朝は実に爽快です。「今日も一日頑張ろう」と思えるようになります。寝つきが良くて、深く眠れることも大事ですが、心地良く目覚めることも、私たちの望む睡眠の条件と言えます。 起きている状態から眠りに入る時と同じように、眠っている状態からしっかりと目が覚めるまでには、一定の時間がかかります。電気のスイッチのように、オンとオフとを一瞬で切り替えられると都合が良いのですが、そういうわけ...(続きを読む)
睡眠のリテラシー25
眠りの悩みといえば、寝つきが悪い、途中で目が覚めてしまう、起きたい時刻より早くに目が覚めてしまう、ことが挙げられます。他に、ぐっすり眠った感じがない、朝起きた時に疲れている、などもあります。いずれもつらい症状で、薬を使う治療や薬によらない治療(認知行動療法など)が行われています。 このような眠り始めと眠っている時の悩みに加えて、起きる時の悩み、つまり寝覚めの問題も少なくありません。今のところ...(続きを読む)
睡眠のリテラシー24
良い条件に恵まれると、我が国では特に頑健な人でなくとも80歳くらいまで生きられる可能性があります。私の親はその年代を既に越しており、私は7割地点を過ぎた辺りです。 幸せに年齢を重ねるにはやはり健康が一番です。無病息災が最も望ましいですが、なかなか難しいので、持病とうまくお付き合いしていくことになります。高血圧や糖尿病などはまさにそうかもしれません。 年齢が上がるにつれて身体の働きはしだい...(続きを読む)
睡眠のリテラシー23
普段の睡眠時間はどのくらいでしょうか。8時間はしっかり眠るという方もいれば、せいぜい5時間という方もいるでしょう。 今の睡眠時間がその後の健康とどのように関連するかはとても気になるところです。幸いなことに、この疑問に対する答えが近年、たくさん集まっています。 このように答えが集まったのは、10年あるいは20年ほど前に多くの人々に普段の睡眠時間を尋ね、その後引き続き健康の状態を調べたからで...(続きを読む)
睡眠のリテラシー22
4年に1度のスポーツの祭典、2012年の夏のオリンピック大会はロンドンで開かれました。時差があるため、早起きして試合を生放送で見た方も多かったのではないでしょうか。サッカー、水泳、バレーボールなど、いくつもの種目で感動を与えていただきました。わが国が獲得したメダルの数は史上最多であったことから、レベルが着実に上がっているのもうれしいことです。 試合で勝つには当然、相手に勝たなければなりません...(続きを読む)
睡眠のリテラシー21
ある会社の若い経営者が途方もない額の会社のお金をギャンブルにつぎこんだとして逮捕される事件がありました。私たちが一生働いても絶対に手にできないお金を自由に使えてしまうのは幸せなのか、不幸せなのか、分からない気がしました。 この元経営者が深みにはまった背景は色々あるでしょう。初めの頃は本当に仕事熱心であったそうなので、何か特別なきっかけがあったのかもしれません。 一般の人でも、ゼロの数が1...(続きを読む)
睡眠のリテラシー20
仕事で海外に行き始めた頃、いわゆる時差ボケのつらさが身にしみて分かりました。現地の夜にはぐっすり眠れないし、昼間にはうとうとしてしまい、大変でした。 もう一つ気がついたのは、些細なことにも「ムカつく」ようになることでした。例えば、一緒に出張した仲の良い同僚と食事に出かけた時です。ある店に入ろうと彼が言いました。私は別な店でもよいかもしれないと感じながらも、彼の提案に従って、その店に入りました...(続きを読む)
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