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病院でインフルエンザ集団感染 1人死亡
1月8日 13時50分

病院でインフルエンザ集団感染 1人死亡
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静岡県富士市の病院で、先月下旬から、入院患者と職員合わせて31人が、相次いでインフルエンザと診断され、このうち、50代の入院患者の男性が、インフルエンザ脳症で死亡していたことが分かりました。

インフルエンザの集団感染が起きたのは、静岡県富士市大淵の「十全会聖明病院」です。
病院によりますと、先月30日から7日までに、入院患者27人と職員4人の合わせて31人が、相次いでインフルエンザと診断され、このうち、入院患者の50代の男性が、6日、インフルエンザ脳症で死亡したということです。
発症した患者27人のうち、亡くなった1人を含む25人が3階建ての病棟の3階の部屋に入院していて、発症した職員4人のうち3人も、3階を担当していたということです。
この病院は、アルコールや薬物の依存症の人が多く入院し、治療や社会復帰のため、階が違う入院患者どうしの交流や外泊が行われていたということです。
病院では、今月1日から、外部の業者の出入りや家族の面会の中止などの対応を取ってきましたが、感染が拡大するおそれがあるとして、今月4日になって、地元の保健所に報告しました。
近藤直樹院長は、「多くの方に不安を与え、大変、申し訳ない。今後は、予防策を徹底したい」と話しています。

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