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FRB ゼロ金利政策解除は春以降判断の認識
1月8日 8時39分

FRB ゼロ金利政策解除は春以降判断の認識
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アメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会は、先月の会合の議事録を公開し、焦点となっているゼロ金利政策を解除する時期について、大半の参加者がことしの春以降、景気を見極めて判断するという認識で一致していたことが分かりました。

FRBは、金融政策を決める先月の公開市場委員会で、異例のゼロ金利政策について「政策転換を始めるまで辛抱強く対応する」という新たな方針を示して利上げの模索に入ったことを表明し、イエレン議長は記者会見で、ことし4月以降景気を見極めて解除を判断することを示唆しました。
FRBは7日、この会合の議事録を公開し、それによりますと、会合参加者の大半が少なくとも今月と3月に予定されている会合での政策転換はないという認識で一致し、イエレン議長と同じ春以降の利上げを想定していることが分かりました。
一方、この時の会合では原油価格の急落が詳しく分析され、参加者からは、金融市場などに不安定な動きをもたらせばアメリカの景気回復を損ないかねないという意見も出ていました。
ただ、原油価格の下落でガソリン代が下がれば個人消費を押し上げるので景気にはプラスに働くという見方が多く、議事録は、FRBが景気の回復基調に変わりがないことを確認し、利上げに向けて判断を一歩進めたことがにじむ内容となっています。

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