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スリランカ大統領選 事実上2人の争いに
1月8日 6時31分

スリランカで8日、大統領選挙が行われ、3選を目指すラジャパクサ大統領と、与党から離反した元側近シリセナ氏の事実上2人の争いになっています。

スリランカのラジャパクサ大統領は10年前に就任し、2009年には25年以上続いた内戦を終結させ、その後、3選禁止を定めた憲法が修正されたことから、今回、3回目の当選を目指しています。
ラジャパクサ氏は、内戦の終結で治安が回復し、外国資本を呼び込んで安定した経済成長を実現したと強調しています。
一方、野党側の有力候補、シリセナ氏は、去年11月まで保健相や与党の幹事長を務めたラジャパクサ氏の側近でしたが、与党から離反して立候補しており、選挙戦は事実上この2人の争いになっています。
シリセナ氏は、最大野党や内戦が終結した時の軍の司令官などからの支持を受けており、「ラジャパクサ氏は親族を閣僚などの要職に登用して権力を一族に集中させている」と批判しています。
与党側からはほかにも議員の離反が相次いでおり、ラジャパクサ氏にとってはかつてない逆風のなかの選挙になっています。
スリランカ大統領選挙の結果は9日に判明する見通しです。

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