米国の超党派世論調査シンクタンク、ピュー・リサーチ・センターが2014年秋に有権者に対して政治意識調査を行いました。

同調査では有権者を:

1.最も金銭的に余裕がある
2.その次に余裕がある
3.平均
4.余り余裕がない
5.最も食い詰めている

の五段階に分けました。(詳細な分類手法はここを参照してください。以下のグラフでは便宜上、単純に「裕福層」、「中の上」、「中の中」、「中の下」、「貧困層」と命名しました)

調査期間は2014年9月9日から10月3日で、有効回答数は3,154でした。

それによると最も金銭的に余裕のある層は、ちゃんと有権者登録を済ましている可能性が高いことがわかりました。

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また選挙に行くのもこの層が一番多いです。

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現在、共和党と民主党のどちらが上院、下院でそれぞれ過半数を占めているかをちゃんと答えられたのもこの層でした。

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また金銭的に余裕のある層ほど共和党支持者が多かったです。

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金銭的に余裕のある層ほど「政府はもっと貧困層の面倒をみるべきだ」という意見は少ないです。

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また彼らは貧困層は政府からの社会保障をもらって楽をしていると考えています。

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「企業は儲けすぎている!」と考えるのは、貧困層ほど多いです。

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「政府はムダが多い」と考えるのは、金銭的に余裕がある層ほど多いです。

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「移民は我々の職を奪っている!」と考えるのは貧困層が多いです。

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