コーヒーがうつ病のリスクからの保護作用を持つと判明した。
1日1杯でオッズ比は0.63
韓国の全南大学校医学部の研究グループが、栄養学の国際誌であるヨーロピアン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリション誌で2014年12月3日に報告している。
コーヒーは水に次ぐ世界的に主要な飲み物と、研究グループは表現する。
うつ病とコーヒーの関連性についての文献はまれだったが、一部報告があるもののこれまでのところ見解は一致していないようだ。
研究グループは、コーヒーの摂取とうつ病の関連性について韓国人のグループを対象に検討した。
1日1杯で危険度が4割減
その結果、週1杯未満の摂取を基準として、うつ病発症の危険度を計算したところ、週に1~6杯では1割弱の減少、1日1杯では約4割の減少、1日2杯では約3割の減少、1日3回以上では約4割の減少となった。
糖尿病に効くという報告、腎臓に効くという報告がこれまでにも出ていたが、うつ病が並ぶことになるのかもしれない。
文献情報
Park RJ et al. Coffee and depression in Korea: the fifth Korean National Health and Nutrition Examination Survey. Eur J Clin Nutr. 2014 Dec 3 [Epub ahead of print]
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25469468
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