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三菱ケミカル 子会社の炭素繊維事業を統合へ
1月7日 21時12分

化学大手の「三菱ケミカルホールディングス」は、自動車を中心に需要の拡大が見込まれる炭素繊維事業を強化するため、子会社の「三菱樹脂」と「三菱レイヨン」の炭素繊維事業を、ことし4月に統合すると発表しました。

発表によりますと、三菱ケミカルホールディングスは、子会社の三菱樹脂の炭素繊維事業を三菱レイヨンに移管する形で統合し、両社の技術を組み合わせることで、軽くて熱に強く変形しにくい炭素繊維の開発を目指すとしています。
炭素繊維は、自動車を中心に需要の拡大が見込まれ、三菱ケミカルでは、自動車分野の世界全体の需要量が、今後5年間で現在の5倍の2万5000トンに達するとみています。
また統合後に他社との提携も前向きに検討するとしていて、2020年度の売り上げを、現在の倍の1000億円規模に拡大させる方針です。
三菱レイヨンの山本巌常務は「炭素繊維は、自動車の開発計画などから今後、確実に成長できるとみているので、集中して取り組みたい」と話しています。

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