フランス:モスク襲撃相次ぐ 反イスラム増幅に懸念

毎日新聞 2015年01月11日 21時37分(最終更新 01月12日 01時07分)

金曜日の礼拝に信徒が集まる中、モスクの前で警戒に立つ警官=パリ市内で2015年1月9日、ロイター
金曜日の礼拝に信徒が集まる中、モスクの前で警戒に立つ警官=パリ市内で2015年1月9日、ロイター

 7日の週刊紙襲撃事件後、フランス各地でモスク(イスラム礼拝堂)などイスラム教関連施設への「報復」とみられる事件が相次いでいる。事件に反発した者の犯行とみられ、反イスラム感情の高まりが懸念される。

 仏メディアなどによると、7日夜に南部ポルラヌーベルで無人のモスクに銃弾数発が撃ち込まれた。

 また、8日には東部ビルフランシュシュルソーヌでは、モスクのそばにある中東などで供される料理ケバブの店で爆発があった。

 西部ルマンではモスクに手投げ弾3発が投げ込まれた上、銃撃されて窓などが破壊された。幸い死傷者はなかったという。

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