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“工学分野のノーベル賞”に赤崎氏と中村氏1月7日 7時39分
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「工学分野のノーベル賞」とされるアメリカの「チャールズ・スターク・ドレイパー賞」のことしの受賞者に、LED=発光ダイオードの開発や発展に貢献したとしてノーベル物理学賞受賞者の名城大学教授の赤崎勇さんと、カリフォルニア大学教授の中村修二さんがほかの3人の研究者とともに選ばれました。
「チャールズ・スターク・ドレイパー賞」はアメリカの研究機関「全米工学アカデミー」が毎年、技術の発展に貢献した研究者に贈っている賞で、「工学分野のノーベル賞」とも評されています。
全米工学アカデミーは6日、ことしの受賞者を発表し、名城大学教授の赤崎勇さんとカリフォルニア大学教授の中村修二さんがほかの3人のアメリカ人研究者とともに選ばれました。
この賞に日本人が選ばれるのは3年連続です。
受賞理由について、アカデミーはLEDの開発や発展に貢献したことを挙げていて、5人が実用化に結びつけた3色のLEDによって効率がよく、寿命の長い照明が実現し、資源の節約だけでなく二酸化炭素の排出を抑えるなど、人類は大きな恩恵を受けていると評価しています。
一方、赤崎さんと中村さんとともにノーベル物理学賞を受賞した名古屋大学大学院教授の天野浩さんは、選ばれませんでした。
授賞式は、来月24日に首都ワシントンで行われます。