安倍首相:旧岸邸訪問「祖父母がいるよう」

毎日新聞 2015年01月10日 22時39分(最終更新 01月10日 23時46分)

 安倍晋三首相は10日、祖父の岸信介元首相が晩年を過ごした静岡県御殿場市の「東山旧岸邸」を訪問した。二十数年ぶりに訪れたという首相は記者団に、「昔のままで本当に懐かしかった。この場に祖父母がいるような気持ちでした」と語った。

 旧岸邸は1969年に完成し、岸元首相は死去する87年まで居住した。現在は同市が所有し、一般公開されている。同館関係者によると、建物内を見学した首相は「この部屋は昔のままだ」と話したり、当時のまま残るソファに腰を掛けたりし、かつてをしのんだという。

 首相はこれに先立ち、神奈川県箱根町で世耕弘成官房副長官らとゴルフを楽しんだ。週末は山梨県鳴沢村の別荘で過ごす予定。【高橋克哉】

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