仏テロ連鎖:容疑者が仏テレビ局と交わした会話は…

毎日新聞 2015年01月10日 10時14分(最終更新 01月10日 10時48分)

サイド・クアシ容疑者(写真右)とシェリフ・クアシ容疑者=パリ警視庁提供、AP
サイド・クアシ容疑者(写真右)とシェリフ・クアシ容疑者=パリ警視庁提供、AP

 仏週刊紙「シャルリーエブド」襲撃事件で、サイド・クアシ容疑者(34)とシェリフ・クアシ容疑者(32)の兄弟や、パリ南郊の女性警察官射殺事件で指名手配されたアメディ・クリバリ容疑者(32)が、仏テレビ局と交わした会話の主な内容は以下の通り。

 ◆シェリフ・クアシ容疑者

 我々は(預言者)ムハンマドの守護者だ。私はイエメンのアルカイダから派遣された。私はそこ(イエメン)に行った。(「アラビア半島のアルカイダ」で主導的役割を果たした米国出身の)アウラキ幹部が私を財政支援した。

 ◆クリバリ容疑者

 Q クアシ容疑者兄弟とつながりはあるか。

 A そうだ。同調して作戦を行った。

 Q 兄弟と今も連絡を取っているのか。最近電話したのか。

 A していない。

 Q ほかに(テロ)計画があるのか。未実施のものは何か。

 A ない。これ(2件の事件)は同調して始まった。彼らはシャルリーエブド(の襲撃)を行い、私は警察官(の襲撃)を行った。【パリ斎藤義彦】

最新写真特集