オガワチエコ|料理研究家
- レシピ 12:00 PM
ダイエットにも最適!進化系おにぎり「おにぎらず」で冬太りリセット
こんにちは、料理研究科のオガワチエコです。お正月も過ぎ、ようやく生活のリズムを取り戻した頃でしょうか。
お休みの間は、家でゴロゴロしながら、それこそ食っちゃ寝の生活を送っていた方も多いかと。さらに新年会などが続き、少々お腹のあたりのお肉が気になってきている方もいらっしゃるのでは。そんな方々に、「おにぎらず」でのダイエットをオススメします。
おにぎりを作る際のもっと重要な工程である「握る」という行為を省略。おにぎりの概念を根底から覆すようなメニューへと進化。こうして誕生したのが、「おにぎらず」です。これぞまさに、おにぎりの最終形態と言えるでしょう。
作り方は簡単。海苔にご飯と具をのせて包むだけ。手も汚れないし、三角形に作るのが苦手というあまり器用でない男性の方に最適です。四角い形はお弁当にも収まりやすく、半分に切って入れることで具材が見えやすくなり、蓋を開けた瞬間に美味しそうな絵が目に飛び込んできます。アレンジ自由でメニューも豊富。ヘルシーな具材を選んで作れば、暴飲暴食をリセットするのにもってこいのお弁当のできあがり。
お正月休みで太ってしまったという方に是非食べて頂きたいおにぎらずを一品ご紹介いたします。
牛肉とナムルのおにぎらず
【材料】
あたたかいご飯......1カップ
海苔......1枚
赤身の牛肉......50g
サラダ油......大さじ1
焼肉のタレ......小さじ2
ナムル......適量 1種類でも可
ごま油......少々
【作り方】
1. フライパンにサラダ油を入れて肉を炒める。色が変わってきたら焼肉のタレを入れて調味する。
2. ごはんにごま油を入れてよく混ぜる。
3. 海苔の中央に2の半分を均等に盛り、ナムルを並べて上に1をのせ、残りの2で挟む。
4. 海苔の四隅を折り、合わせ面を下にしてしばらく置き、海苔がなじんだら包丁を中央に入れて半分に切る。
※ ご飯を酢飯にすればキムパのようになり、それもまた美味しいです。
こんな風に栄養バランスの良いおにぎらずを毎日お弁当にすれば、体の調子も良くなり、お腹周りの無駄なお肉も徐々に解消されていきます。
このおにぎらずのレシピを1冊にまとめた、その名も『おにぎらずの本』(泰文堂)を、このたび私、料理研究家のオガワチエコが出版させて頂きました。夕飯の残りを使って作る手間のかからないものから、世界の名物料理を使ったバラエティ豊かなもの、おにぎらず好きの仲間が選んだベスト10など、全部で126品のレシピが収められています。
レシピはすべて1個から。丁寧な解説付きなので、一人暮らしの男性でも気軽に作って頂けます。デートの際、普段は料理をしないあなたがお弁当にして差し出せば、彼女も感動すること間違いなし。キャラ弁へのアレンジもしやすいので、お子さんのいる方にもピッタリ。とにかくおにぎらずの用途は多岐に渡り、この1冊があれば多くの場面で役立つはず!
是非、手に取って読んでみてください。その手がごはんを握ることは、もうないかも...。
レシピ・文/オガワチエコ
料理研究家。ル・コルドン・ブルー、東京會舘クッキングスクールで料理と製菓を学ぶ。著書に『彼の家に作りに行きたい!純愛ごはん』(セブン&アイ出版)など。道具も調味料もない彼の家で、いかに間単に失敗なく美味しい料理を振舞うかに特化したレシピ本になっている。2014年12月4日には新刊『おにぎらずの本』(泰文堂)を出版。
(写真/大崎えりや)
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