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 政府は12日、今年度と来年度の国内総生産(GDP)の成長率見通しを閣議了解した。物価変動の影響をのぞいた実質成長率は今年度が前年度より0・5%減で、リーマン・ショック後の2009年度以来5年ぶりにマイナスになる。来年度は個人消費が回復したり企業収益や家計の所得が伸びたりして1・5%増の見通しだった。

 今年度は一昨年12月に発表した1・4%増、昨年7月に発表した1・2%増からマイナスに転落する。昨年4月の消費税率引き上げに伴って個人消費が大きく落ち込んだほか、企業の設備投資も予想より伸びなかった。

 来年度は個人消費の落ち込みが和らいで回復すると見込んでいる。また、賃金が上がって所得が増えたり、企業の収益が改善したりして景気の回復が見込まれると判断した。このため、昨年7月に発表した1・4%増の見通しからわずかに引き上げた。