TOP PAGE
PREVIOUS NEWS
2015.1.12 MON
TEXT BY BRYAN LUFKIN
WIRED NEWS (UK)
『Elegy for a Dead World』は、詩と TV ゲームとを組み合わせた異色のゲームだ。プレイヤーは、遠く離れた惑星や失われた文明を探検する道中で、詩文を作成する。
ゲーム内には3つの世界が用意され、27のステージが設けられている。それぞれが、パーシー・ビッシュ・シェリーの『Ozymandias』やジョン・キーツの『When I Have Fears That I May Cease to Be』、バイロン男爵の『Darkness』といった、イギリスのロマン主義の時代に書かれた詩をテーマにしている。
ステージが変わるごとにプレイヤーが操作するキャラクターも変化する。あるときは軍隊を率いて悲しい結末が待つ運命の決戦へ出陣する皇帝、あるときは爆撃を受ける街から逃げる女子学生という具合だ。
美しく描かれた世界をプレイヤーが旅する間、ストーリーを語るのは、画面上に表示される文字だ。しかし、その文字の多くは空白のまま残されている。ここでプレイヤーの内に眠るワーズワースの登場だ。想像力を膨らませ、物語を完結させるのだ。
冒険のあちこちで、プレイヤーはいくつかのスタイルに沿って詩文を書くことになる。表示されたフレーズの空白を埋める穴埋め問題だったり押韻2行連句だったり、あるいは本当に何を書いてもいい自由詩もある。
SPECIAL
TOP PAGE
PREVIOUS NEWS
コメントをシェアしよう