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中国で「病死の豚肉」加工販売、110人拘束

TBS系(JNN) 1月12日(月)21時6分配信

 中国で病死した豚の肉、1000トン以上を加工して販売していたとして、販売グループのメンバーおよそ110人が拘束されました。加工された肉は中国国内の一部の地域で販売されていました。

 「病死し、腐った豚肉、つまり売れなくなった豚肉を、全部この鍋に入れて問題の油を作ってました」(中国・湖南省の警察)

 中国の警察当局は11日、病死した豚の肉を加工・販売していたとして、11のグループのメンバー、およそ110人を拘束したと発表しました。容疑者らは2008年ごろから豚の保険を扱う保険会社から病死の情報を仕入れ、農家から安い価格で病死した豚を購入。ベーコンやソーセージ、食用油などに加工していました。

 販売先は湖南省や河南省など、中国国内の11の省や自治区に及び、売り上げはおよそ1億元、日本円で19億円に上るということです。容疑者らは監督機関の役人も買収し、安全な肉であることを証明する検疫合格証も偽造していました。

 中国では病死した家畜の肉が加工・販売される事件が相次いでいて、警察当局の発表によりますと、2011年の8月以降、4600件が摘発されています。(12日20:39)

最終更新:1月12日(月)21時6分

TBS News i