田中祐也
2015年1月12日10時26分
ギャンブル依存症からの回復のカギは家族にあると言われる。本人は、自分が病気だとなかなか認めないからだ。しかし、その家族も追い詰められ、正常な判断ができなくなっていることがある。
■尻ぬぐい「私が支えなくては」
「ギャンブル依存症問題を考える会」の田中紀子代表は、依存症者の家族に「治療を受けさせるには、家族が変わらなきゃ」と伝えている。その思いは自身の体験から来ていた。
1998年に結婚した夫、恵次さんがギャンブル依存症だった。優しい子煩悩な父親だが何度も借金を作り、ばれるたびに「二度とやらない」と涙を流して謝った。田中さんは「自分が支えなければ」と尻ぬぐいをしてきた。
6年後、借金の総額が1千万円を超え、どうにもならなくなったとき、初めて夫婦で心療内科を受診した。医師は田中さんに言った。「ご主人はギャンブル依存症だが、あなたも共依存だ」。依存症者に振り回されるうちに疲弊し、世話をすることに価値を見いだしていると説明された。
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朝日新聞社会部
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