韓国では昨年、10兆ウォン(約1兆900億円)以上に上る過去最大の税収欠損が発生したが、国会予算政策処は11日、今年も3兆ウォン(約3270億円)程度の欠損が続くのではないかとの見方を示した。そうなれば、税収欠損は4年連続となる。
同処は今年の経常成長率(実質経済成長率に物価上昇率を加えた数値)を5.6%、国税収入を218兆2000億ウォン(約23兆7900億円)と試算した。予算上の国税収入(221兆1000億ウォン)に比べ、約3兆ウォン不足する計算だ。今年の経常成長率が予算処の試算に及ばなかった場合は、税収欠損の規模はさらに拡大することになる。