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 パリのスーパーに立てこもり、4人を殺害したアムディ・クリバリ容疑者(32)が、犯行前に映像を残し、仏週刊新聞の襲撃事件を起こした容疑者2人の計画に協力し、「我々は武器の購入に数千ユーロを提供した」と話していたことが明らかになった。

 映像は10日にインターネット上に投稿され、ルモンド紙によると、クリバリ容疑者の過去の事件の弁護人が本人と確認したという。

 クリバリ容疑者は「我々は新聞社と警察の襲撃に分かれ、最も影響を与えるようにした」「やろうとしていることは正当化される。イスラム教の神の報復だ」と主張した。資金の提供や協力者について、クリバリ容疑者は「我々」と説明し、組織的な援助があった可能性もある。

 また、捜査当局は10日、パリ南部で7日夜、ジョギング中の男性(32)が足などを撃たれ、重傷を負った事件で、クリバリ容疑者が関与している可能性が高いと発表した。(パリ=吉田美智子)