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 仏週刊新聞の襲撃事件を起こしたアルジェリア系のサイド・クアシ(34)と弟のシェリフ(32)両容疑者。そして、8日に女性警官を殺害し、9日にパリ市内のスーパー立てこもりで殺害されたマリ系のアムディ・クリバリ容疑者(32)の3人をつなぐのは、パリを拠点に活動するアルジェリア系のイスラム過激派組織とされる。

 シェリフ容疑者は2005年、「聖戦」に戦闘員を送ろうとした容疑で訴追され、勾留されていた。

 その刑務所にいたのが、01年にパリの米国大使館へのテロを企てたとされる受刑者だった。シェリフ容疑者はその受刑者に次第に感化されていった。同じ刑務所内に、シェリフ容疑者と同年代のクリバリ容疑者もいた。

 2人と受刑者はその後、90年代のパリ地下鉄爆破テロ事件の関係者を脱獄させる計画を一緒にたてたとされる。この容疑で、10年にシェリフ容疑者は聴取され、クリバリ容疑者は実刑判決(5年)を受ける結果になった。2人に加えこの受刑者も、同じアルジェリア系のイスラム過激派組織に関係しているとされる。

 2人のつながりはその後も続いた。捜査当局は昨年には、シェリフ容疑者の妻とクリバリ容疑者のパートナーのアヤト・ブメディエン容疑者(26)が500回以上も電話するほど、互いの関係が親密だったとしている。家族ぐるみのつきあいだったことがうかがえる。