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グアンタナモ収容所閉鎖求めデモ
1月12日 8時23分

アメリカが、2001年の同時多発テロ事件のあと、テロとの関係が疑われる外国人を収容しているキューバのグアンタナモ収容所の問題に抗議するデモが、アメリカの首都ワシントンで行われ、オバマ大統領に、就任時の公約を守り、収容所を閉鎖するよう訴えました。

キューバのグアンタナモ収容所にテロとの関係が疑われた外国人が初めて収容されてからちょうど13年となる11日、ホワイトハウスの前では、人権活動家らおよそ150人が抗議のデモを行いました。
グアンタナモ収容所には、今もイエメンの出身者を中心に127人が収容されており、参加者はオレンジ色の囚人服の姿で、「オバマ大統領は閉鎖を実現すべきだ」などと訴えました。
オバマ大統領は、就任直後の6年前、国際社会から人権侵害だと批判されてきた収容所の閉鎖を命じる大統領令に署名しましたが、中東でイスラム過激派組織の台頭が続くなか、アメリカ議会では共和党を中心に収容者が釈放後にテロ活動に加わるおそれがあるとの反対論が強く、閉鎖は実現されていません。
一方で、オバマ政権は去年11月以降、グアンタナモ収容所から20人以上を第三国に移送するなど閉鎖に向けた作業を加速させており、オバマ大統領が残りの2年の任期で、グアンタナモ収容所の閉鎖に道筋をつけられるのか、注目されています。

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