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“卵子や精子の提供受ける”認める意識広がる
1月12日 4時42分

“卵子や精子の提供受ける”認める意識広がる
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晩婚化などの影響で不妊症に悩む夫婦が増えるなか、第三者から卵子や精子の提供を受ける不妊治療について、「認められる」と考える人がこの10年余りで2倍以上に増えていることが、NHK放送文化研究所が行った調査で分かりました。

NHK放送文化研究所は、去年10月、全国の16歳以上の3600人を対象に、生命倫理に関する意識について調査を行い、68.6%に当たる2470人から回答を得ました。
この中で、不妊治療について尋ねたところ、妻以外の女性から卵子の提供を受けることを「認められる」「どちらかといえば認められる」と答えた人は合わせて26%で、「認められない」と答えた人は「どちらかといえば」を含め39%でした。
夫以外の男性からの精子提供については、「認められる」と答えた人は「どちらかといえば」を含めて24%で、「認められない」と答えた人は「どちらかといえば」を含めて40%でした。
第三者からの卵子や精子の提供について認められると答えた人の割合は、認められないと答えた人を下回ったものの、前回、13年前の調査に比べて12ポイントから14ポイント増え、2倍以上になっていました。
このほか、妻が病気で子宮を失った場合などに別の女性に子どもを産んでもらう「代理出産」を巡っては、妻の姉妹など近親者で「認められる」と答えた人が「どちらかといえば」を含めて36%を占めたほか、ビジネス契約やボランティアでも「認められる」と答えた人は20%を超え、13年前の調査より2倍近く増えていました。
晩婚化などの影響で不妊症に悩む夫婦が増えるなか、第三者が関係する生殖補助医療を認める意識が広がっていることがうかがえます。

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