ジャンプ・マガジン・サンデーの発行部数を調べたらサンデーが危機的状況に。あとコロコロの妖怪パワースゴイ
何となく少年マンガと言えば「ジャンプ」「マガジン」「サンデー」と思っていたけど、本当にそうなんでしょうか。もしかしてこの考えは古いのか?未だにそう思われているのか?
確か発行部数的に”ジャンプ>>>>マガジン>>サンデー”だという話をどこかで見たような聞いたような…。なんともモヤモヤしてきたので、実際の発行部数をチェックしてみました。
Photo byStéfan
ジャンプ・マガジン・サンデーの今
日本雑誌協会が季節ごとに発表しているジャンプ・マガジン・サンデーの発行部数を見てみると…
2014年7月~9月発行部数
集英社 週刊少年ジャンプ 2,665,834
講談社 週刊少年マガジン 1,211,750
小学館 週刊少年サンデー 428,417
ジャンプ1人勝ち状態( ゚д゚ )
さすが少年向けと言いつつも多くの女性をオタクに染めていった雑誌。恐るべし…。二番手のマガジンに2倍以上の差を見せ付けます。
まぁ、それはいいのです。問題はサンデーなのです。なんと42万部しか発行されていない厳しい現実がそこにはありました。てっきりこの三誌はイイ感じのライバル関係だとばかり思っていたのですが、全く釣り合いがとれていない…。
やはり三大少年マンガ雑誌と言う考えは古かったのか…。
毎年の発行部数
ちなみに雑誌ごとに毎年の発行部数をチェックすると…
【集英社 週刊少年ジャンプ】
2014年 2,665,834
2013年 2,779,231
2012年 2,838,334
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2008年 2,790,834【講談社 週刊少年マガジン】
2014年 1,211,750
2013年 1,324,209
2012年 1,412,584
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2008年 1,720,000【小学館 週刊少年サンデー】
2014年 428,417
2013年 532,667
2012年 525,834
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2008年 833,334※この発行部数は年間総数ではなく、毎年の7月~9月間の発行部数です。
どの雑誌も遡れば遡るほど発行部数が多い…つまり、年を追うごとに発行部数が減っていることが分かります。特にサンデーは2008年に80万部も発行していたのに、2014年には半分の40万部にまで減っている。
何故かジャンプだけ2008年の発行部数”2,790,834”よりも2012年”2,838,334”の方が増えている不思議現象が起きているんですが、一体2008年に何があったというのか。
ちなみに翌年2009年から「黒バス」連載がスタートしており、まさか…ジャンプは黒バスによって救われ…たかはワカリマセン。
とりあえずジャンプは今のところ安泰。マガジンもまだ100万部超えているからたぶん大丈夫、タブン(震)
ただひたすらに、サンデーの行く末が心配です。ジャンプもマガジンも電子化したから、サンデーも電子化…とか言ってる場合ではないのかもしれない。いやでも電子化することによって、私みたいに置き場が無くて買えなかった人が新たに購入し始める可能性だって…。
コロコロTUEEEEE
ところでサンデーの行く末も心配ですが、こんなに発行部数が落ち込んだら発行元の小学館にも大ダメージなんでは?と思うじゃないですか。それではここで小学館が発行しているもう一つの少年マンガ雑誌「コロコロ」の様子を見てみましょう。
【小学館 コロコロコミック】
2014年 960,000
2013年 560,000
2012年 648,334
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2008年 910,000※年間ではなく毎年の7月~9月間の発行部数です。
2008年の90万部から、2013年には約半数の50万部にまで減少…。しかし、2014年見事なV時回復を達成\(^o^)/
妖怪のせいなのね、そうなのね。
ちなみに「コロコロ」は他に「別冊コロコロコミックスペシャル」「コロコロイチバン!」という雑誌も発売しており、どちらもやはり2014年に発行部数が増加中。妖怪強すぎだろ…_(:3」∠)_
ちなみに日本雑誌協会さんでは少年マンガ以外にも様々な雑誌の発行部数が掲載されています。少女マンガ雑誌は少年マンガ以上に大変そう…。
一般社団法人 日本雑誌協会 – 印刷部数公表