山本精作
2015年1月12日04時13分
アパレル大手の三陽商会がライセンス生産している英ブランド「バーバリー」の販売が伸びている。ライセンス契約は今年6月に切れる。現在、国内で売られているバーバリーの大半は三陽商会製で、その冬物が買えるのは今シーズンが最後。駆け込み需要が起きているようだ。
全国のそごう・西武での三陽製バーバリー女性用コートの昨年12月末までの売り上げは、昨シーズンに比べて3割増し。伊勢丹新宿店での婦人向けバーバリー商品の10~11月の売り上げも前年同月に比べて3割多いという。
三陽商会は、英バーバリーとのライセンス契約に基づいて、国内向けの商品の企画、生産、販売を手がけている。契約終了後は、三陽商会が企画する日本独自のバーバリー商品はなくなり、バーバリーが直接手がける高額商品のみとなる。
三陽商会は全国の百貨店や路面に300余りのバーバリー店を構えている。契約切れをきっかけに、新ブランド「マッキントッシュ ロンドン」に切り替えたり、閉めたりしていく。一方の英バーバリーは、現在日本国内に16ある直営店を2016年末までに34店前後まで増やしていく方針だ。(山本精作)
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