蹴球探訪
英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【サッカー】日本代表、きょうパレスチナ戦 前日会見では八百長疑惑に質問集中2015年1月12日 紙面から 【ニューカッスル(オーストラリア)宮崎厚志】サッカーのアジア王者を決めるアジア・カップで、12日にパレスチナとの1次リーグ初戦を迎える日本代表は11日、試合会場となるニューカッスル・スタジアムで公式練習をした。前日会見に出席したハビエル・アギーレ監督(56)は、自身のスペイン国内での八百長疑惑について欧州メディアから問われ、怒りをにじませながら返答。大会中も疑惑を取り沙汰される逆風にさらされることになったが、力強く連覇を宣言した。 各国メディアで埋まった記者会見場の空気が一変した。会見終盤、英SNTVの記者が「八百長疑惑が選手の集中に影響しているのではないか」と質問。その瞬間、穏やかな笑みを浮かべていたアギーレ監督の表情が硬直した。「私は答えられない。この件については3週間前に会見を開いているので、この場では答えない」と、やりとりを終わらせようとした。 しかし、欧州メディアは引き下がらない。続いて英公共放送BBCの記者から「この問題が起こった後、辞任する気はなかったのか」とさらに厳しい質問を浴びせられると、目を見開き、強い口調で言い返した。 「私は4度のワールドカップ、4度の北中米カリブ選手権、3度の南米選手権に参加したが、いずれの大会でもサッカーの話しかしてこなかった。このアジア・カップでもそうするつもりだ」 ここで会見は終了となったが、アギーレ監督にとっては、国内で一応のけじめをつけた八百長疑惑を、初戦前日に蒸し返された格好となり、退席時も表情はこわばったままだった。 BBCのジャズミ記者は「説明になっていない」と苦笑。SNTVのキャロル記者は「日本サッカー協会のサポートについて聞きたかったのだが、質問を途中で遮られてしまった。欧州では今回の八百長疑惑は無視できない問題となっている。来月、アギーレ監督が裁判所に出頭することになれば、さらに関心は高まるだろう」と今後も追及していく姿勢を示した。 逆風吹き荒れる前日会見となったが、冒頭では「現王者は日本だ。このタイトルを守りたい。他の15カ国に敬意を払ってはいるが、自分たちに自信を持っている」と力強く連覇を宣言した。前日練習開始前の円陣でも身ぶり手ぶりを交えて選手の士気を高めた指揮官。各国メディアの興味を八百長疑惑からそらし、ピッチ内に集中させるためにも、初戦で最高の結果を出すしかない。 PR情報
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