沢尻エリカを新CMに起用することを決定したニフティが、沢尻を説得するためにあるプロジェクトを組んだ。7人のニフティ社員が1時間で沢尻エリカを説得すべく様々な方法でアピールするのだが、その体の張り方はとても素人とは思えず、プロのリアクション芸人にも引けを取らない。そんな彼らの涙ぐましい努力はエリカ様の心に届くのだろうか。
ニフティのMVNOサービス『NifMo』のTVCMキャラクターに沢尻エリカを起用すべく、立ち上げられたのがプロモーションプロジェクト『AGREEMENT WITH ERIKA』だ。
どこかのビルの一室だろうか。いぶかしげな表情で扉を開け部屋に入ってきた沢尻エリカは、無機質な空間に置かれた椅子に腰を下ろす。この部屋でニフティ社員からスマートフォンに関連した市場調査の説明に耳を傾けるが、その表情はまだ硬い。若干緊張もしているようだ。しかし、社員がもう一人現れると状況が変わる。彼は『NifMo』の「使えば使うほど携帯電話料金が安くなる」バリュープログラムの割引還元を分かりやすく表現するためにこのプロジェクトに加えられた、正真正銘ニフティの社員だ。
彼は鼻フックをしており、鼻フックから伸びるコードはその頭上を通って背中に回り、その先にはザルのボウルが取りつけられている。番号の描かれたペットボトルから沢尻が選んだものをそのボウルに入れると、鼻フックが引っ張られる仕組みだ。その引っ張られた分が「割引還元」を表すと言う。最初は「じゃあ、3番で」と1本選んでいた沢尻だが、社員の鼻が吊られるのを楽しむかのように次は3本、さらに3本と立て続けにペットボトルがボウルに投入される。「あー! 鼻が取れる! 痛い!」と叫ぶ男性社員の姿はまるで、アンガールズ・田中のようだ。
次に登場した社員は低周波治療器のようなパッドを両腕に装着。ダイヤルを回すとビリビリきて腕が震える。こちらもその腕の動きが「割引還元」を表すと言う。少しずつダイヤルが回ると「イテテテ」と苦痛に顔を歪める社員。「沢尻さん、もしよければ…」と勧められるままに、沢尻はダイヤルをグルグルと回し始める。
次に登場した社員は、どんぶりの蕎麦に入れる唐辛子の量で「割引還元」を表現しようと試みる。ここで沢尻は一言「全部」と告げる。
こうして3人のニフティ社員が体を張ってアピールしたが、果たして沢尻エリカはCM出演を承諾したのか。ニフティは1月8日より、この沢尻エリカのTVCM起用を目指すプロモーションプロジェクト『AGREEMENT WITH ERIKA』の動画配信を開始している。(http://nifmo.nifty.com/awe/)
なんともシュールで観終わったあとに強烈なインパクトを残すこの動画で、改めて確認できたことがある。やはり沢尻エリカには“ドS”が似合うのだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)