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陸自空挺団が離島防衛想定し訓練
1月11日 14時39分

陸自空挺団が離島防衛想定し訓練
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自衛隊で唯一のパラシュート降下部隊、陸上自衛隊「第1空挺団」が、離島の防衛を想定した訓練を公開し、中谷防衛大臣は隊員に対し、国の内外の安全保障環境の変化を踏まえ、あらゆる事態に対処していくことが重要だと訓示しました。

陸上自衛隊「第1空挺団」は上空を飛行する航空機からパラシュートで降下して作戦を行う部隊で、毎年1月に千葉県の習志野演習場で訓練の様子を公開しています。
訓練は離島の防衛を想定して行われ、ふだん、尖閣諸島などの監視飛行に当たっている海上自衛隊のP3C哨戒機が上空を飛行しました。
そして、東京タワーとほぼ同じ高さの340メートルの上空を飛行する輸送機やヘリコプターから、最新型のパラシュートなどを使って次々と隊員が降下しました。
そして、地上に降り立つと、ヘリコプターの支援を受けながら奪われた陣地を取り戻すという想定で訓練を行いました。
訓練のあとの訓示で、中谷防衛大臣は「日本周辺の海域で中国海軍艦艇の活動が活発化するなど、わが国を取り巻く安全保障環境が厳しさを増し、フランスではテロ事件が起きるなど、国際社会の平和への脅威は複雑になっている」と述べました。
そのうえで、中谷大臣は「自衛隊は警察や海上保安庁と協力するなどして、引き続きそれぞれの部隊であらゆる事態に対処していくことが重要だ」と述べました。
防衛省では、離島防衛の強化に向けて、上陸作戦の専門部隊、「水陸機動団」を新設するほか、今年度から5年間の中期防=中期防衛力整備計画で、水陸両用車52両と新型輸送機オスプレイ17機を導入することを計画しています。

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