1月 08

第131話  チャリティーサンタ & ルルドの奇跡のハートフルストーリー

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2014年12月放送分                                              

 

※今回は、父の明と息子の健がお送りします。

 

明「ハロウィンが終わったと思ったらすぐクリスマスで、クリスマスが終わったと思ったら、あっという間に正月か。忙しなくなったもんだ」

 

健「イベントみたいなもんだからさ、仕方ないんじゃない?」

 

明「仕方ないと言えば仕方ないが。健はクリスマスは何のためにあるか知っているのか?」

 

健「イエス・キリストの誕生日を祝うってやつでしょ」

 

明「でもな、12月24日と25日が生誕日ではないんだ。24日を境に、その前の4週間が『待降節』で、その後2週間あまりが『降誕節』っていうんだ。この時期全てを通して神のひとり子として来られたことを祝って、その意味を味わうのがクリスマス週間なんだよ」

 

健「へえ、知らなかった。詳しいね」

 

明「まあな。それじゃあ、NPO法人のチャリティーサンタがまとめた『サンタクロースが届けてくれた心温まる物語』っていう本があるのは知ってるか?」

 

健「何それ、聞いたことないかも」

 

明「このNPO法人は、サンタクロースの格好をして子どものいる家を訪ねたり、世界の困難な状況にある子どもたちに教育の機会を届けるっていう活動をしているんだが、この活動を通して出会った様々なサンタクロースのエピソードをショートストーリーみたいにしてまとめた本なんだ」

 

健「父さん、その本持ってるの?」

 

明「いや、持ってない。これから買おうと思ってはいるんだけどな」

 

健「ということは、今回のラジオがその内容だったんでしょ」

 

明「あ、しまった。このまま博識な父親として通しかったのに……」

 

健「なんか色々と詳しすぎると思った。年末のラジオだったから、クリスマスの話だったんだね」

 

明「まあな。あと、後半ではルルドの奇跡っていう、クリスチャンの間では有名な奇跡の物語を紹介してたぞ。1858年にフランスの小さな町に住むベルナデットっていう少女が、洞窟で聖母マリアのような美しい女性を目にしたんだ。その女性は最初ベルナデットだけにしか見えなかったから、周りの目にはおかしな少女のように思われたそうだが、ベルナデットの母親と叔母にもマリアの姿が見えたことで、ベルナデットの噂が多くの人に広まっていったんだ。

洞窟でマリアに泉がわき出るから掘りなさいと言われ、ベルナデットが言われたとおり掘ると、本当に泉がわき出てきて、それを病気の人が飲むとあっという間に治ったり、ベルナデット自身も危篤の時に泉の水を飲んだ瞬間にすぐ元気になったという奇跡が起こったんだ」

 

健「信じられないけど、そんな奇跡が実際に起こったんだ。凄いね」

 

明「クリスマスにぴったりな奇跡の物語だろ。そうだ、家族みんなで聴くのもありだな。よし、健。今から皆を集めて一緒に聴くぞ」

 

健「分かった。皆、呼んでくる!」

 

今回ご紹介した文鮮明師のメッセージ

「たくさん奉仕をして、たくさん犠牲になった人が中心になります。善の世界はそのようなものです。いくら幼い息子だとしても、その家族のために生きれば、おじいさんがいて、父母がいても、彼が中心存在になります」

 

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12月 10

第130話「『母への手紙コンクール』 中原中也、星野冨弘、高村光太郎が書いた母への手紙」

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2014年11月放送分                                              

 

※今回は、母の希と娘の愛がお送りします。

 

愛「お母さん、今月のラジオ聴いた?」

 

希「まだ聴いてなかったわね。どんな内容だったの?」

 

愛「色々な人がお母さんに宛てたメッセージを紹介してたよ。読売新聞の特別編集委員で活躍してる、ジャーナリストの橋本五郎さんが、『故郷の廃校に小さな文化の花を咲かせたい』っていうことで建てた『橋本五郎文庫』っていう小さな図書館があるんだけど、そこが去年から、『母への手紙作文コンクール』を開催してるんだって。その1回目の最優秀賞を受賞した高橋克巳さんのお母さんに宛てたメッセージから紹介してたよ」

 

希「そんなコンクールがあったのね。高橋さんはどんなメッセージを書いたの? 最優秀賞だからやっぱり感動するんじゃない?」

 

愛「母と子の関係を超えたっていうのかな。自分を置き去りにしたお母さんへの憎しみを乗り越えて、母親を一人で生きぬいてきた人間として誇りに思っていますっていう感じの内容だったよ」

 

希「それは凄いわね。後でちゃんと聴いてみたいわ。他にはどんなのが紹介されてたの?」

 

愛「作文コンクールの作品は高橋さんのだけで、あとは、有名な人たちがお母さんを想って書いた作品だったよ。中原中也さんとか、世界的な評価を受ける詩人で画家の星野富弘さんとか、詩人の、西岡寿美子さんと高村幸太郎さんの作品を紹介してたよ」

 

希「お母さんへとか、家族への手紙って、なんか感動するのよねえ。親子とか家族の絆ってやっぱり切っても切れない大切なものなんだって実感するわよね」

 

愛「あのさ、お母さん」

 

希「何?」

 

愛「これ、あげる」

 

希「え、手紙? お母さんに? あら、嬉しい!」

 

愛「そんなに喜ばれると照れるよ。ラジオ聴いてて、私も書いてみようかなって思って。あ、今読まないでよ! 後で、ラジオ聴いてから読んで!」

 

希「分かったわよ。まずラジオ聴かないといけないのね。愛からの手紙、読むの楽しみね」

 

今回ご紹介した文鮮明師のメッセージ

「愛の根は、神様にある。父母の愛、夫婦の愛、子女の愛が完全に一つとなれば、その中央に神様が隣在なさる」

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11月 02

第129話「今話題沸騰中 アドラー心理学と石田梅岩」

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2014年10月放送分                                              

 

※今回は、父の明と息子の健がお送りします。

 

明「正直・倹約・勤勉! いい言葉だろ」

 

健「どっかできいたことある気がするんだけど」

 

明「江戸時代の思想家の、石田梅岩が言った言葉だ。士農工商の身分社会を越えて、働く意味とは何なのかについて教えたんだ。日本人らしい勤勉さ、つつましい倹約さ、そして正直な心。これが、これから日本人が歩むべき姿勢だって石田梅岩は言ったそうだ」

 

健「そういえば、歴史の授業の時に習ったかも。もしかして、今回のラジオで石田梅岩のこと紹介してたの?」

 

明「石田梅岩のことも話してたが、メインはアドラー心理学だったな」

 

健「アドラー心理学? 何それ」

 

明「。フロイトとユングと並んで「心理学の三大巨頭」と言われる、アルフレッド・アドラーが生み出した心理学のことだ。アドラーが「個人心理学」と呼んでいたぐらい、「個人」や「自分」とか、自分の目的というものに焦点を当てた思想だそうだ。

ラジオでは、アドラー心理学を3つのポイントに分けて説明してたんだが、ひとつめが、「劣等感の克服」で、ふたつめが、「勇気づけ」で、みっつめが、「共同体感覚」と「社会貢献」の発想だったかな」

 

健「へえ。……って、そのポイントだけ言われてもよく分かんないんだけど」

 

明「まあ、内容はラジオ聴いて自分で勉強した方が良いだろう。前半はアドラー心理学だけど、後半はブレーキが効いた着実な格言、名言を紹介してたぞ。確か、ゲーテと、ニーチェと、ヘッセだったかな」

 

健「どんな格言だったの?」

 

明「それも聴いてみてからのお楽しみだ。父さんも一緒にもう一回聴くかな」

 

 

今回ご紹介した文鮮明師のメッセージ

「日常生活を営むにおいて必要なものは何でしょうか?自分一人だけでは生きることはできません。関係を結ぶことができる人々が必要です。その人々は、互いに助け合うことができ、互いに利益となることを願っているのです。ですから、共通の目標を中心として、全員が喜ぶことのできる一つの理想がなければなりません」

 

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10月 12

第128話「日本トルコ友好の懸け橋 山田寅次郎さんと森永尭さんのハートフルエピソード」

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2014年9月放送分                                               

 

※今回は、祖母の夢と孫娘の愛がお送りします。

 

愛「おばあちゃん、日本を一番愛してる国ってどこだと思う?」

 

夢「う~ん、どこだろうね?」

 

愛「ト・ル・コ。大の親日国なんだって。日本とトルコの国交樹立90周年ってことで、今月のラジオで話してたよ」

 

夢「確かに、トルコは親日として知られてる国だねえ」

 

愛「前に、国交が始まったきっかけになったエルトゥールル号の遭難事故のことはラジオで紹介してたけど、今回は日本とトルコの友情エピソードを紹介してたよ。

   エルトゥールル号の遭難事故を知って、義捐金を現代のお金に換算して3千万円集めた山田寅次郎さんって人がいたんだって。寅次郎さんが、当時の青木周蔵外務大臣にこの義捐金をトルコに届けて下さいって相談しに行ったら、トルコに直接、義捐金を持っていくことを強く勧められて、トルコに向かったんだよね。

そして、イスタンブールに行ったら、オスマン帝国の皇帝の、アブドゥール・ハミト2世から『オスマン帝国の士官達に、日本語を教えて欲しい』って言われて、それから20年も日本とトルコの架け橋になって、寅次郎さんは民間大使になって活躍したんだって」

 

夢「そんな方がいらしたのかい。知らなかったねえ」

 

愛「そうなんだよ。でも、すごいよね。民間人だけど国賓並みにもてなされてたんだよ。

あ、それから、寅次郎さんの他にもう一人紹介してて、成田とイスタンブール間の、直行便の実現に向けて運輸省高官に助言した、当時の伊藤忠商事イスタンブール支店長の森永尭(たかし)さんっていう人だよ。

イラン・イラク戦争の時に、在留邦人をトルコ航空に乗せてもらって避難できるようにトルコの首相に直接頼んだのが森永さんで、その時、無事に日本人を救い出してもらったから、恩返しがしたいってことで、運輸省に口添えしたんだって。森永さんと当時の首相の、トゥルグッド・オザルさんはパジャマ友達で親友だったみたいだよ」

 

夢「へえ。凄い人がいたんだねえ。同じ日本人として誇らしい」

 

愛「世界に誇れる日本人って感じだよね。おばあちゃんもラジオ聴いてみたら? 

もっと詳しく分かるよ」

 

夢「そうしようかねえ」

 

 

今回ご紹介した文鮮明師のメッセージ

「善なる人は、自然を見ても、人と会っても、どこへ行っても、いつでも心情でもって包むことのできるものである」

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9月 09

第127話「死後の世界を日米の医師が実証 矢作直樹氏とアレクサンダー・エベン氏」

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2014年8月放送分                                               

 

※今回は、父の明と息子の健がお送りします。

 

健「父さん、死んだ後の世界ってあると思う?」

 

明「死んだ後の世界? 何だ、突然」

 

健「今回のラジオで、サイエンススピチリュアルをテーマにして、霊のこととか輪廻転生の生まれ変わりとか、臨死体験について話してたんだけど、人間が死んだ後どうなるのかなって考えちゃって」

 

明「なるほどな。確か、東大病院の矢作直樹先生が患者さんの臨死体験とか自分自身の不思議な体験を通して死後の世界を全面的に肯定してたな。今までは医療関係者の間ではタブーにされてきたのに」

 

健「矢作先生のこともラジオで言ってた。先生のお母さんが、入浴中に心臓発作を起こして孤独死されたんだけど、先生は医者なのに気づいてあげられなかったって自分を責め続けてたんだって。

それから数年して、先生の友達の霊能者から、先生のお母さんが心配して息子と話したいって自分に訴えてきてるって伝えてくれたんだって。それから霊能者の友達を通してお母さんの霊と会話したって言ってた。死んだ人と話せるって感覚はよく分かんないけど、それが本当にできたら凄くない?」

 

明「まあな。科学的に実証できないことでも、実際に体験している人はいるんだよな」

 

健「あとさ、一回この世の生を終えてから前世の記憶を持って転生してきた人たちがいる生まれ変わりの村があるってこととか、アメリカの脳神経外科医の、エベン・アレグザンダー博士の臨死体験のこととかも話してた。エベン博士がこん睡状態に陥って6日間生死の淵をさまよってた時に不思議な体験をしたって言ってたよ。

昏睡状態の時に、体が闇の中に沈んで、グロテスクな不思議な空間にいたんだって。そしたら上空から光が出てきて、そこに一度も会ったことがない女性がいて『あなたは帰らなければいけませんが、気の済むまでこの世界を見学して下さい』って言われたんだって。それでこの不思議な空間を進んでいって、これ以上進めないって思った瞬間に体が下がっていって、息を吹き返したんだって。

回復してから、エベン博士に写真が送られてきて、そこに不思議な世界で出会った女性が写ってたんだけど、それがエベン博士が幼い頃に両親と別れた後、生まれた妹だったんだよ」

 

明「妹さんはもう亡くなっていたのか?」

 

健「うん。一度も会ったことがない妹の顔を知ってるはずがないのに、昏睡状態の時に不思議な空間で出会ったってことは、臨死体験してたってことで、この体験は幻覚じゃないって確信したんだって。それでエベン博士は、死後の世界は存在するって確信したって言ってたよ」

 

明「そんなことがあるものなのか。実際に体験してみないとなんとも言えないが、医師が死後の世界のこととか霊のことを話すとなんか説得力あるよなあ」

 

健「確かに。矢作先生とエベン博士の本読んでみよう」

 

明「健が読み終わったら父さんにも貸してくれ。でもその前に、ラジオを聴いておくかな」

 

今回ご紹介した文鮮明師のメッセージ

「天国は、条件を越えた自由の世界である。どうせ訪ねていかなければならないし、訪ねてこなければならないし、互いに会わなければならない因縁がある。笑顔で訪ねよう」

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