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2014年12月放送分
※今回は、父の明と息子の健がお送りします。
明「ハロウィンが終わったと思ったらすぐクリスマスで、クリスマスが終わったと思ったら、あっという間に正月か。忙しなくなったもんだ」
健「イベントみたいなもんだからさ、仕方ないんじゃない?」
明「仕方ないと言えば仕方ないが。健はクリスマスは何のためにあるか知っているのか?」
健「イエス・キリストの誕生日を祝うってやつでしょ」
明「でもな、12月24日と25日が生誕日ではないんだ。24日を境に、その前の4週間が『待降節』で、その後2週間あまりが『降誕節』っていうんだ。この時期全てを通して神のひとり子として来られたことを祝って、その意味を味わうのがクリスマス週間なんだよ」
健「へえ、知らなかった。詳しいね」
明「まあな。それじゃあ、NPO法人のチャリティーサンタがまとめた『サンタクロースが届けてくれた心温まる物語』っていう本があるのは知ってるか?」
健「何それ、聞いたことないかも」
明「このNPO法人は、サンタクロースの格好をして子どものいる家を訪ねたり、世界の困難な状況にある子どもたちに教育の機会を届けるっていう活動をしているんだが、この活動を通して出会った様々なサンタクロースのエピソードをショートストーリーみたいにしてまとめた本なんだ」
健「父さん、その本持ってるの?」
明「いや、持ってない。これから買おうと思ってはいるんだけどな」
健「ということは、今回のラジオがその内容だったんでしょ」
明「あ、しまった。このまま博識な父親として通しかったのに……」
健「なんか色々と詳しすぎると思った。年末のラジオだったから、クリスマスの話だったんだね」
明「まあな。あと、後半ではルルドの奇跡っていう、クリスチャンの間では有名な奇跡の物語を紹介してたぞ。1858年にフランスの小さな町に住むベルナデットっていう少女が、洞窟で聖母マリアのような美しい女性を目にしたんだ。その女性は最初ベルナデットだけにしか見えなかったから、周りの目にはおかしな少女のように思われたそうだが、ベルナデットの母親と叔母にもマリアの姿が見えたことで、ベルナデットの噂が多くの人に広まっていったんだ。
洞窟でマリアに泉がわき出るから掘りなさいと言われ、ベルナデットが言われたとおり掘ると、本当に泉がわき出てきて、それを病気の人が飲むとあっという間に治ったり、ベルナデット自身も危篤の時に泉の水を飲んだ瞬間にすぐ元気になったという奇跡が起こったんだ」
健「信じられないけど、そんな奇跡が実際に起こったんだ。凄いね」
明「クリスマスにぴったりな奇跡の物語だろ。そうだ、家族みんなで聴くのもありだな。よし、健。今から皆を集めて一緒に聴くぞ」
健「分かった。皆、呼んでくる!」
今回ご紹介した文鮮明師のメッセージ
「たくさん奉仕をして、たくさん犠牲になった人が中心になります。善の世界はそのようなものです。いくら幼い息子だとしても、その家族のために生きれば、おじいさんがいて、父母がいても、彼が中心存在になります」