Amazonでベストセラーに入っていたので気になっていた「嫌われる勇気」を読んだ。
- 作者: 岸見一郎,古賀史健
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/12/16
- メディア: Kindle版
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この本は青年と哲人の会話形式によって、フロイトやユングとはまた違った観点でのアドラーの心理学を教えてくれる本。自分があんまり対話形式の本が好きじゃないのと、青年が異常にいらつく感じだったので、あんまり入り込むことが出来なかったのだけど、一定いいことを言っているという感じだった。
個人的にはこの本の中に書いてある
- 誰とも競争することなく、ただ前を向いて歩いて行けばいい
- 健全な劣等感とは、他者との比較のなかで生まれるのではなく、「理想の自分」との比較から生まれるもの
というのが印象に残っている。
確かに他の人はできているのに自分は出来ない、のような劣等感を持っていて、それを嘆いているときは何事にもパフォーマンスが出なくなるように思う。そうではなくて、現在の問題を解決している理想の自分を思い描き、それとのギャップを埋めるための努力をするほうが健全であり、自己の成長につながるよなあと感じた。