一、宗家 柳生耕一師範のご紹介


新陰流継承の儀
故 二十一世宗家(左)
二十二世宗家(右)
平成18年2月18日 東京・中野サンプラザスカイルームにおいて、柳生延春厳道二十一世から柳生耕一厳信二十二世への宗家継承が披露された。

◆柳生延春師範プロフィール

新陰流兵法第二十一世宗家 柳生延春(厳道)
大正8年1月11日

柳生厳長(新陰流二十世宗家)の次男として東京に生まれる。愛知一中、第二早稲田高等学院、早稲田大学国文学科を卒業。

昭和18年11月

学徒動員によって、陸軍航空部隊に入隊し、中国牡丹江、済南に転戦し、19年11月に帰国。
 戦後は岐阜、名古屋で中学校の教諭をしながら、父・厳長の指導を受ける。

昭和41年

厳長より柳生会を継承し、術理の指導専念する。

昭和60年〜平成10年

中京大学体育学部武道学科講師。

平成5年6月 ニューヨーク国連本部で講演・演武。

平成8年12月

日独シンポジウムにて、無刀取りの演武をはじめて一般公開する。

平成10年3月 パリで行われた日本古武道フランス演武大会にて演武。

平成19年5月4日

逝去。享年88歳。

生前、日本古武道協会常任理事、日本古武道振興会常任理事を勤める。

著書に『柳生新陰流道眼』(島津書房)等がある

新陰流兵法第二十一世宗家
故柳生延春師範

◆柳生耕一師範プロフィール

新陰流兵法第二十二世宗家
柳生耕一師範
新陰流兵法第二十二世宗家 柳生耕一(厳信)
昭和27年 東京生まれ。

武蔵大学卒業後、埼玉銀行(現りそな銀行)を経て、平成14年、あさひ銀行(現りそな銀行)を退社。

平成14年 名古屋へ転居し新陰流兵法の稽古に専念。

平成18年2月 新陰流兵法第二十二世継承。

各柳生会にて指導・講道を行う。

上泉伊勢守顕彰・生誕500年祭実行委員会主催の「剣聖上泉伊勢守シンポジウム」にて基調講演。

同年 9月 早稲田大学演劇博物館COE演劇研究センター舞踏コース主催シンポジウム、「日本における伝統的身体−武道の身体−」にて講演と演武。

同年 12月 豊田市能楽堂主催「能狂言をもっと面白くする講座−剣と能」にゲスト出演と演武。