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民主代表選3候補 野党再編慎重
1月11日 12時13分

民主代表選3候補 野党再編慎重
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NHKの日曜討論で、民主党の代表選挙に立候補した、長妻元厚生労働大臣、細野元幹事長、岡田代表代行の3人は、野党再編について、民主党の再建を優先すべきだとして、いずれも慎重な姿勢を強調しました。

この中で、党の再建策について、長妻元厚生労働大臣は「代表選挙は、党を立て直して、もう一度期待を頂くラストチャンスだ。格差が小さく、すべての人に居場所と出番があって、最大限、能力が発揮できる社会を目指すという旗を明確に掲げることで、必ず道が開けるし、その先頭に立ちたい」と述べました。
細野元幹事長は「共生社会や多様性など、民主党が積み上げてきた理念は間違っていないが、国民の信頼を失っており、新しく生まれ変わらないかぎり、政権復帰はない。安全保障などの政策や党の文化を転換して、変わったという姿を見せていきたい」と述べました。
岡田代表代行は「政権を担っていたときの反省も必要だが、この2年間、党内の議論を避けるきらいがあり、政策がはっきりしなくなった。きちんと議論をして政策の旗を立て、代表が先頭に立って論戦に臨む姿を見せるなかで、信頼を回復していきたい」と述べました。
また、野党再編について、長妻氏は「政策があいまいなまま、政策が違う党と一緒になれば、もっと旗があいまいになるし、一時的に数が増えても党は瓦解(がかい)する。民主党が旗を掲げて求心力を高めれば、他党から入りたいという人が来るので、立ち位置を考えずに数を増やすのは邪道だ」と述べました。
細野氏は「民主党を再生する以外に、民主主義を、もう一度復活させる方法はない。同じ考えの人がいれば、できるだけ結集して、自民党に対抗しうる勢力を作っていく。ただ、国会共闘は、しっかりやらなければならず、個別の政策で共闘を前に進めたい」と述べました。
岡田氏は「民主党をしっかりと立て直すことが先決だ。国会では、維新の党や、場合によっては共産党や社民党との協力もありうると思うが、党と党が1つになることには、われわれはすでに1回失敗しているので、相当慎重に考えなければならない」と述べました。

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