売上高・客数減る中、マック「異物混入」さらに拡大

　マクドナルドの商品への「異物混入」問題は、９日も広がりをみせました。マクドナルドは今回の異物混入が明らかになる前から売上げと客足が落ち込んでいて、異物混入がさらに追い打ちをかける可能性が出てきました。

　道路脇に積もった雪。９日は北海道釧路のマクドナルドでも・・・。去年９月に女性客が購入したハンバーガーの中から、「歯のようなもの」が見つかり、マクドナルド側が調べたところ、歯の治療などに使われる「歯科材料」であると客に対して文書で回答し謝罪していました。

　止まらない「異物混入」の問題。９日までに日本マクドナルドが把握しているケ<%9$O!"A49q$G>/$J$/$H$b#1#57o$K$N$\$j!">&IJ$O%J%2%C%H$d%]%F%H$N$[$+%=%U%H%/%j!<%`!"%O%s%P!<%,!<$J$I$K9-$,$C$F$$$^$9!#

　「チキンナゲットにビニール片のようなものが」と指摘された東京都内の店舗では。
　「コーヒーなんですが飲み物なら大丈夫かなと。食べ物はあまり頼みたいとは思わない」（購入客）
　「（食べたのは）チーズバーガーのセットです。気にしないで食べちゃいました。子どもの場合は嫌ですね」（購入客）
　「テリヤキのセットとナゲット。ほぼ毎週食べてます。マックが好きで高校の時から食べている」（購入客）

　中には、「マクドナルドの商品を今後も買い続ける」という客の声も聞かれましたが、日本マクドナルドが９日発表した去年１２月の全国の売上高は、既存店ベースで前の年と比べて２１％と大幅に減少し、１１か月連続のマイナスとなりました。

　去年７月に発覚した中国の期限切れ鶏肉問題の影響が、なお続いていることが鮮明となりました。来店する客の数は先月まで２０か月連続でマイナスとなり、さらに今後、異物混入の影響が加わってくる可能性があります。

　「お客様の行動に影響を与えてしまうことは、あり得ると考えている。懸念を持った客の足が遠のいている事実は、現実としてある」（日本マクドナルドＨＤ 青木岳彦取締役・７日）

　「調査をしていただいて、（原因を）きちんと公表してほしい。公表されないままだと、今後利用していくのも不安になる」（購入客）

　日本マクドナルドは、来週にも問題発覚のきっかけとなった青森県三沢市でチキンナゲットに青いビニール片のような異物が混入していたケースついて調査結果をまとめるとしていますが、他のケースを含めてどこまで公表するのかははっきりしていません。

　信頼回復のためには「経営トップであるカサノバ社長が会見に出席して自ら説明すべきだ」という指摘も根強くあり、今後の消費者に対する説明のあり方も問われています。（09日17:07）