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【プロ野球】

正力さんをセイリキさん 巨人新人にカーツ!「準備不足」

2015年1月11日 紙面から

研修で育成部の大森ディレクター(手前)の話を聞く(前列左から)田中貴、高木勇、岡本、川相拓(後列左から)高橋慎、戸根、田中大、篠原=川崎市のジャイアンツ寮で(七森祐也撮影)

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 巨人のドラフト1位・岡本和真内野手(18)=智弁学園高=が10日、チームの常に紳士たれという伝統を注入された。この日は同期入団の7選手とともに、「巨人軍選手として」というテーマの研修を受講。球界一の歴史を持つ球団でプレーする心構えをたたき込まれた。

 「紳士であれということが一番、印象に残りました」。岡本が研修で教わったことの一つは、チームの創立者である正力松太郎さんの遺訓。長年受け継がれてきたチームの根幹だ。意味をじっくりかみしめた岡本に真意はしっかり伝わっていた。

 この日の新人合同自主トレでのティー打撃を、驚きながら見ていたのが初視察の岡崎2軍監督だ。球場を後にする際はヘッドの使い方が分かっているとした上でこんな言葉を口にした。

 「坂本が入ってきた時のような雰囲気を感じるね」。まさに次代の枢軸。だからこそ、鉄は熱いうちに打てだ。長嶋茂雄、王貞治をはじめとしたG戦士が受け継いだ精神を新人合同自主トレのうちからたたき込むのだ。

 研修では育成4位の高橋慎が正力さんを「せいりき」と読み、岡本も「倣う」が読めなかった。講師の大森育成部ディレクターが「準備が足りない」と叱る一幕もあったが、これも紳士となるための愛のむち。「自覚を持ってやりたい」と語る岡本の気持ちは引き締まった。 (川越亮太)

 

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