八木拓郎
2014年9月4日11時03分
インターネットバンキングの口座から預金が不正に移される被害が今年上半期(1~6月)は1254件あり、被害総額は約18億5200万円で昨年同期の約9倍に上った。地方の金融機関、法人口座が狙われている。警察庁が4日、発表した。
発表によると、被害にあった金融機関は昨年同期の11から73に、被害額は約2億1300万円から約16億3900万円増えた。目立つのは地方銀行と信用金庫・信用組合の被害だ。件数が約24倍の142件、被害額も約74倍の約5億1900万円に増えた。
法人口座の被害は昨年同期と比べて件数は10倍の140件、額は約25倍の約5億7200万円に及んだ。一般に個人口座よりも残高が多く、1日に取引できる額が大きいため、狙われている可能性が高いという。
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