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少女に自爆テロを強制か 19人死亡1月11日 8時17分
西アフリカのナイジェリアにある市場で、10歳ぐらいの少女による自爆とみられる爆発があり、これまでに19人が死亡し、イスラム過激派組織が少女に強制させた自爆テロとみられています。
ナイジェリア北東部ボルノ州の州都マイドゥグリにある市場で10日、大きな爆発が起きました。
現地からの報道によりますと、市場は買い物客でにぎわっていたということで、この爆発でこれまでに19人が死亡、大勢のけが人がでたということです。
現場付近にいた警備員の男性によりますと、10歳ぐらいの少女が市場に入ろうとして入り口で金属探知機が反応し、警備員が少女の持ち物を調べようとしたところ、突然、爆発が起きたということです。
ナイジェリア北東部では、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」が、去年から若い女性に爆発物を身に着けさせ自爆させるテロを行っていて、先月には自爆テロが未遂に終わって拘束された13歳の少女が「自爆テロを行わなければ殺すと脅された」と証言しています。このため、今回も「ボコ・ハラム」が少女に自爆テロを強制的に実行させたとみられていて、「ボコ・ハラム」が警戒されにくい少女や女性を利用して、爆弾テロをさらに起こすのではないかと懸念されています。