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仏テロ事件 関与疑いの女は国外か
1月11日 5時50分

仏テロ事件 関与疑いの女は国外か
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フランスで新聞社に対する襲撃など17人が犠牲になった一連のテロで、捜査当局は、事件に関連があるとして26歳の女の行方を追っていますが、フランスのメディアはこの女が国外にいると伝えていて、ほかの容疑者3人がすでに死亡するなか、事件の全容解明に向けた捜査が難航することも予想されます。

フランスでは今月7日に武装した2人組の男が、パリにある新聞社の「シャルリ・エブド」を銃撃したあと、襲撃や立てこもりなどが相次ぎ、一連の事件で合わせて17人が犠牲になりました。
このうち、パリ近郊で警察官1人が射殺された事件を巡り、フランスの捜査当局は26歳の女のハヤット・ブメディエンヌ容疑者が関わっていた疑いがあるとして行方を追っています。
これについて、フランスの複数のメディアは10日、捜査関係者の話として、この女が今月初めにトルコへ渡ったあと、シリアへ入国していて事件当時は国内におらず、現在は国外にいると伝えました。
ただ、この女は、パリ東部の食料品店で立てこもった男のパートナーだったとも伝えられていて、新聞社の襲撃事件や立てこもり事件についても何らかの事情を知っているとみられています。
一連のテロ事件では、新聞社を襲撃したとされる2人など容疑者3人はすでに死亡しているだけに、事件の全容解明に向けた捜査が今後、難航することも予想されます。

「アラビア半島のアルカイダ」発表の声明を掲載

中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」は、今回の事件の犯人とつながりがあるとみられているイスラム過激派組織「アラビア半島のアルカイダ」が発表したとする音声の声明を、インターネット上に掲載しました。
この中で、「アラビア半島のアルカイダ」の指導者の1人、ナザーリと名乗る人物は「預言者ムハンマドを侮辱したことに対する当然の報いだ」として、今回の事件を賞賛しています。
そのうえで、「フランス人よ。お前たちが安全に暮らしたければ、イスラム教徒への攻撃をやめろ。戦争を望むなら、その備えをするべきだ。もし、アラー、預言者、イスラム教徒に対する戦いを続けるなら、もはや安全に暮らすことなどできないだろう」と警告しています。

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